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カテゴリ:東京街歩き
昨日は、ちょっと私用で上京しました。
予報では、甲信地方は久しぶりにまとまった雪とのことでしたが、朝起きてみるとそのとおり。 こういう時には何故かよく当たるんですよね(笑)。 吹雪のような降り方で、駅のホームに待っていても、寒いこと寒いこと。 ところで、中央東線(松本~新宿間)には二種類の特急が運行していますが、前回の日記でご紹介したのがE257系の「あずさ」、そして今回私が乗ったのはE351系の「スーパーあずさ」です。 「スーパーあずさ」の方が前にデビューしていますが、こちらの方が停車駅も少なく速いです。 E351系スーパーあずさ posted by (C)Nao 「スーパーあずさ」は「振り子式車両」で、カーブで車体を傾けて走るため、スピードを落とすことなく走れます。 山合いでカーブが多い中央線に投入するために開発された車両で、新宿~松本間を2時間20分台で結んでいます。 「振り子式」というと、以前は中央西線の381系「しなの」が有名でしたが、車両の傾きが激しく気分が悪くなるという人もいたようです。 もちろん今のE351系は、その点は改良されているので、カーブでもとてもスムーズで、そんなことはありません(笑)。 さて、雪に弱い中央線ですが、幸い今回は5分程度の遅れのみで、無事新宿に到着しました。 さすがに東京は雨、でも何故か湘南新宿ラインや京浜東北線、中央線など遅れが出ていました。 今回は御茶ノ水で、昼の待ち合わせ予定だったのですが、少し早めに出かけました。 新宿から大江戸線に乗り、「御徒町」で降りて「湯島天神」へちょっと寄り道。 ちょうど「梅まつり」の最中らしく、境内の赤や白の梅も咲き始めていました。 湯島天神1 posted by (C)Nao ご存知の方も多いと思いますが、この湯島天神(正確には湯島天満宮)は、学問の神様「菅原道真公」を祭っているんですね。 ですから、この時期は特に合格祈願のために訪れる学生さんや親御さんが多いようです。 我が家でも、次女がまさに高校受験の真っ最中、そして来春には長女の大学受験(たぶんですが、、)を控えておりまして、やっぱりここは、湯島様に神頼みをしなければと思ったわけです(笑)。 この日は平日の午前と言うことや、天候もあまり良くないからか、参拝客は以外に少なかったですが、時折梅まつりの見学を兼ねた団体客がどどーっと押し寄せてきました。 ちょうど香港人らしきカップルと一緒になりましたが、上野あたりからここまで歩いてきたのかもしれませんね。 湯島天神3 posted by (C)Nao そして私も絵馬を購入、願いをごとを書き入れて、他の絵馬のところに一緒に結びつけ、本堂で御祈願をしました。 他の絵馬に書かれている内容を見ると、人それぞれではありますが、どれも名前はもちろん希望する学校名や会社名なども書いてあり、すごく具体的です。 湯島天神7 posted by (C)Nao 「何とか合格したい、、させてあげたい」と言う気持ちが、その絵馬の言葉からひしひしと伝わってきました。 我が家の娘たちも、なんとか合格してほしいものです。 しかし、それにしてもこれだけたくさん人たちの願いを叶えなければいけないとは、天神様も大変なことですよね(笑)。 湯島天神2 posted by (C)Nao ところで今回知ったのですが、ここでは1月に「鷽(うそ)替え神事」と言う行事があったようです。皆さんご存知ですか。 「鷽」と言うのは、あの小鳥の「うそ」のことですが、その鷽鳥を木彫りにした「鷽」を新しい「鷽」と取り替える神事が「鷽替え神事」だそうです。 「鷽」は、菅原道真公と縁が深い鳥なんだそうで、また「鷽」と言う字は、「学かんむり」なんですよね。 湯島天神4 posted by (C)Nao この神事の意味ですが、何でも説明によれば、普段私達が知らず知らずのうちに使う「嘘」を、天神様の「まこと」に替えていただき、正しい幸運を招くという意味から、初天神の一月二十五日に行われます。 もともとは、神棚に供えておいた「鷽」を「替えましょう」「替えましょう」と呼びかけて、手から手へ、取り替えてゆき、凶事をうそにして、幸運に替えることを念願して行われたもので、江戸時代はじめから始まったと云われているそうです。 湯島天神5 posted by (C)Nao 現在では、凶事をうそにして幸運に替える開運のお守りの意味から、受験生の受験のお守りとして求められる方も多いようです。 今年の木鷽はもう終わってしまったそうで、残念ながらいただけませんでしたが、絵馬を買うと一緒にくれるオリジナルのサインペンは、巫女さんが「お持ち帰り下さい」と言うことでしたので、ありがたくいただいて帰ることにしました。 湯島天神6 posted by (C)Nao さて、ここからお茶ノ水へは歩けない距離ではないのですが、お天気もあまりよくないので、メトロ千代田線の湯島駅へと向かいました。 帰りは境内裏手の坂を下りることにしましたが、ここは男坂と女坂のふたつの坂道があって、 女坂の方が傾斜がゆるく歩きやすいんですね。 そう言えば、北京郊外の万里の長城(八達嶺)にも同じような、「男坂」と「女坂」があったっけ、、などと思い出しながら、駅へと向かいました(笑)。 湯島天神8 posted by (C)Nao お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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