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テーマ:花と自然を楽しもう(15535)
カテゴリ:花・植物
先日、ヒマラヤに咲くと言う、「幻の青いケシの花」を見に出かけてきました。
とは言っても、もちろんヒマラヤへ行ったわけではなく、信州は南アルプスの麓、山深い大鹿村と言う場所まで行ってきたんですが、、(笑) 大鹿へは、中央道で松川ICまで行って、そこから約30分の道のりです。 行く途中には、小渋ダムと言う大きなダム湖がありました。 小渋ダム posted by (C)Nao 大鹿に到着し、そこからさらに細い山道を車で登ること約40分、標高1500メートル付近に、そのケシの花が咲いている大池高原があります。 これだけ標高の高いところまで来ると、さすがに周りの眺めも雄大ですね。 その途中、山肌にはりつくように、数軒の民家がありました。 南アルプス posted by (C)Nao 山道を進むと、急に視界が広がって、目的地である大池高原に到着です。 私たちが行った日は、休日と言うこともあって、まだ早い時間だと言うのに、この幻の花を一目見ようと、大勢のお客さんが来ていました。 その青いケシの花ですが、野生で咲いているわけではなく、ここの中村農園さんが、大切に育てているものです。 メコノプシス1(青いケシ) posted by (C)Nao 品種名はメコノプシスと言う多年草。 原産地は、標高5000mのヒマラヤ山脈やチベット・ミャンマーで、高山植物です。 この青いケシの種子や苗は、日本でも一般の種苗業者から購入できるようですが、その栽培の難しさから、「幻の花」と言われているそうです。 夏の気温は25度を超えず、また適度な雨が降るなどの気象条件求められるので、日本での栽培は至難の技と言われています。 メコノプシス2 posted by (C)Nao この花は、自生するヒマラヤでさも、雨季の間しか見ることが出来ないようです。 ここの中村農園さんでは、平成6年春に初めてこの種苗を撒いて、翌年6月に初めて花が咲いたそうです。 メコノプシス3 posted by (C)Nao 最初は200株程度しかなかったものが、少しづつ増やして来て、今では1000株以上になっています。 大池高原でこの青いケシが育つのは、ここの気候が花に合っていたからなんでしょうね。 開花は例年5月末頃で、6月下旬までその花を楽しむことが出来るそうです。 メコノプシス5 posted by (C)Nao 独特の神秘的な雰囲気を持つ花で、細長い茎がすっと伸び、その先に大きな花をつけます。 花の色は、ご覧のようなさわやかなブルー。 このような色合いの花は、私もこれまで見たことがありませんでした。 メコノプシス4 posted by (C)Nao 花びらがとても大きく、またその数は株によってまちまち。 日差しの加減で、花の色あいも違って見えるので、とても不思議でした。 この日は梅雨の合間の好天に恵まれ、1500mの山の上でも、ちょうど気持ちよいくらい。 その真っ青な空の色に、負けないぐらいのヒマラヤン・ブルーのケシの花が、今でも強く心に残っています。 メコノプシス6 posted by (C)Nao にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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