一期一会

先日お盆のお休みに、鉄分補給と高原の涼を求めて、八ヶ岳山麓の野辺山高原へ出かけてきました。

この日はまず中央道の須玉ＩＣを下りて、あの映画｢いま会いに行きます｣で一躍有名になった、北杜市明野のひまわり畑へ。
お天気は、日本海の台風の影響もあって、生憎の小雨模様となってしまいました。
ひまわりは、やっぱり雨の日は下を向いているんですね（泣）。

さて、Ｒ１４１を先に進むごとに標高もぐんぐんあがり、清里を過ぎる頃には、車の窓を開けると涼しい風が入ってきました。
ここを並行して走る小海線は、日本で最も高地を走る鉄道ですが、ちょうどこのあたりが最高地点になるようです。

その最高地点を過ぎたあたり、最初の目的地である｢野辺山ＳＬランド｣に到着です。
ここは、レストランなどのあるドライブインなんですが、小型ながら実際のＳＬ乗車体験が出来る施設が併設されています。


野辺山ＳＬランド４ posted by (C)Nao


なんでも、ここを運営している小原さんと言う方の義理のお父さんが台湾生まれの方で、戦後台湾の製糖工場で使われていたＳＬを買い上げ、日本に運んでここを開園したんだそうです。
線路幅は、普通のものより狭い７６２ｍｍのナローゲージと言うクラスで、機関車は日本では珍しいベルギー製とのこと。


野辺山ＳＬランド２ posted by (C)Nao


日本での規制が厳しくて、そのまま石炭ボイラーが使用できなかったので、運転席の後方に石油ボイラーを取り付け、それを動力源としているんだとか。
でも小型とは言え、ちゃんと蒸気で走るので迫力満点！！


野辺山ＳＬランド１ posted by (C)Nao


小原さんはエンジニアなので、切符の販売や運転をはじめ、保線工事もやってしまうんだそうです。すごいですよね！
他にも小型機関車やディーゼル機関車が静態保存されています。


野辺山ＳＬランド３ posted by (C)Nao


コースは一周３５０ｍで、ドライブインの周りをぐるりと回っています。
列車は３０分に一本の割合で運転されていて、料金は一回３００円。
平日はＳＬではなくてディーゼルが走っているようです。

八ヶ岳をバックに走る台湾のシュガートレイン、皆さんも一度乗ってみませんか？



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