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カテゴリ:鉄道
JR小海線と言えば「高原列車」と言うイメージが思い浮かびますよね。
それもそのはずで、JRの駅のうち標高の高い順に、上位9位までが小海線にあるんですね。 そのJR小海線の小淵沢・清里駅間の開業80周年を祝して、記念切符が販売されると聞き、先日撮影もかねて出かけてきました。 この区間が開業したのは1933年(昭和8年)、それからすでに80年が経過しているんですね。 小海線(小淵沢~甲斐小泉)3 posted by (C)Nao 本当は、爽やかな高原列車に乗って移動したいと思ったのですが、午後に予定があって早めに帰らなけらばならなかったので、運行本数の少ない小海線の乗車は諦めマイカーでの移動となりました。 小淵沢から清里までの走行ルートは小海線沿いを選び、途中駅に立ち寄り撮影しながら向かいました。 その最初の駅がこの甲斐小泉駅です。 小海線・甲斐小泉駅1 posted by (C)Nao ここは、小さな待合室だけのとてもかわいらしい駅で、隣接して美術館がありました。 ご年配の夫婦が待合室で待っていましたが、やがて小淵沢方面行きの列車が来ると、その列車乗り込んでいきました。 小海線・甲斐小泉駅2 posted by (C)Nao 甲斐小泉の次の駅は、甲斐大泉です。 このふたつの駅は、名前が似ていてちょっと混同しそうですね(笑)。 甲斐大泉の駅は、先ほどの甲斐小泉よりは大きく、駅前にはタクシーも止まっていました。 駅舎の周りには白樺の木があって、派手さではないけれど静かな高原の駅と言う雰囲気でした。 小海線・甲斐大泉駅1 posted by (C)Nao 私が車を停めて写真を撮っていると、駅の中からお客さんと一緒にエプロン姿の女性が出てきて、タクシーに乗ったお客さんを見送っていました。 一瞬ペンションか民宿と錯覚してしまいましたが、どうやら業務を民間に委託されているようです。 小海線・甲斐大泉駅2 posted by (C)Nao その女性駅員の方にお願いして入場券を買っていると、列車到着を知らせる音が鳴り出しました。 「列車が来ますから、どうぞ先に入って撮影してください」と、ご親切に言っていただいたので、あわててホームに出てみると、駅の周囲は白樺林と森が続き、その中をライトグリーンの気動車が到着するところでした。 小海線・甲斐大泉駅3 posted by (C)Nao 爽やかな朝の高原の風が、とても気持ちよく感じられるホームでした。 満員のハイカーや観光客を乗せた列車は、しばらくそのホームに停車した後、次の清里駅へと向かって走り出して行きました。 高原列車 posted by (C)Nao 甲斐大泉を出ると、列車は川俣川の深い渓谷を下り、清里へと登っていきます。 この両駅間は鉄道ルートに近接する道路がないため、いったん鉄道のルートから離れて、快適な清里高原道路を走ることにしました。 清里高原道路1 posted by (C)Nao 途中にある川俣川にかかる橋梁は、絶景スポットになっています。 深い谷の上に作られた橋の歩道から眺めると、渓谷が八ヶ岳の山腹へとつながる雄大な景観が広がっていて、その遥か下方の林の中を走る小海線の様子も、一瞬だけ確認できました。 清里高原道路2 posted by (C)Nao やがて目的地の清里に到着。 清里駅は、小海線の中でも野辺山駅に次いで標高の高い駅(海抜1275m)で、白い建物がとても清々しく感じられました。 小海線・清里駅1 posted by (C)Nao 駅前には、かつてここで活躍していた「高原のポニー」ことC56型機関車の姿も。 記念切符を買い求める人も既に数十人並んでいて、私もその列に並んで待ちながら、お隣の年配の男性の方としばし鉄道談義となりました。 小海線・清里駅2 posted by (C)Nao 松本から列車を乗り継いで来られたというその方、切符のほかにもオレンジカード(JRがかつて発行していたプリペイドカード)の収集をされていて、販売中止となったそのオレンジカードが有効なうちに利用しようと、列車に乗ってあちこち出かけているんだそうです。 小海線開業80周年記念入場券 posted by (C)Nao さて、なんとか無事に記念切符を入手できたので、駅の内外を少し歩いてみました。 ホームでは、記念セレモニーが行われるらしく、ブラスバンドの演奏練習や、セレモニーに出席する人たちの姿も見られました。 小海線・清里駅3 posted by (C)Nao 清里と言えば、1980年代頃には高原のイメージやメルヘンチックな街並みが女性にとても人気でしたが、今はそうしたメルヘンリゾートと言うよりも、山登りやハイカーの方が多いようですね。 清里1 posted by (C)Nao 帰路は清里から美しの森方面を経由して、八ヶ岳高原ラインの快適なドライブを楽しみました。 こちらは、目の覚めるような赤い橋が印象的な東沢橋、八ヶ岳は残念ながら雲の中でした。 八ヶ岳高原ライン・東沢橋 posted by (C)Nao この日は記念切符と、八ヶ岳のさわやかな高原の駅と列車を撮影し、楽しい旅になりました。 次回は小海線の高原列車に揺られながら、旅をしたいですね。 関連日記: 2010年10月2日「高原のポニーと宇宙に一番近い駅 ~小海線・野辺山・清里~」 2012年6月2日「さわやか高原列車が行く ~小海線&中央本線~」 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 15, 2013 10:24:07 AM
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