成育医療センターで検査を行った結果、クローン病の疑いが高いと言われた我が子
ずっと中心静脈(点滴)をするのは良くない
退院後の生活も考え、経腸栄養剤を試す事になった
クローン病や潰瘍性大腸炎などの代表的な経腸栄養剤はエレンタール
エレンタールは高蛋白、高カロリーで、脂質や残渣はほとんどゼロに近いので腸の負担はほとんど無い
200ccを1本飲むだけで、300calが摂取でき、脂質以外は普通の食事と同じように栄養が摂取できる
但し、これはフルーツの香りや味のするフレーバーで味付けしないとまずくて飲めないらしい
すると先生が「ペプタメンと言う栄養剤があります、これならお子さんでも飲めるかな」と
味はバニラ味で、栄養の面ではエレンタールよりかなりバランスが良いとの事
ペプタメンはネスレから9/21に発売された栄養剤で1パック300円
この時、まだ正式には発売されてなかったけど、サンプルがあるとの事で試す事に
ただ、エレンタールの脂質がほぼゼロに対して、ペプタメンの脂質は12mg
1日3回摂取すると36mg
(クローン病の1日の脂質の摂取量の目安は20~25mg)
大丈夫なのか・・・
もちろん、先生には「ペプタメンて脂質が12mgもあるけど大丈夫なんですか?」と確認
「脂質の質が良いので問題ないと思います、子供の成長に脂質は欠かせない物だけど、エレンタールだと脂質が不足してしまう」とのお話
ペプタメンはソフトクリームが溶けたようなドロッとした液
1本目 リュウタ、なんとか飲みきる
(まだ準備されてなかったようで常温の物を飲んだ)
2本目→ほとんど残す
駄目かぁ・・・と思ったら・・・
翌日、冷蔵庫で冷たく冷えたペプタメンを美味しそうに完食
「つめたいとおいしい」
「プリンみたいなあじする」
「そっか、美味しいか」
なんとかこれを飲んで、栄養を摂取してもらいたい
そんな気持ちでいた
そして検査を終えたリュウタは大学病院に戻る
病院へ戻って熱を計ると37.5℃
だけど元気いっぱい
移動で疲れたかな・・・?
そんな感じだった
翌日、昼、37.5℃、夕方37.8℃
これが毎日続いた
毎日同じ時間に37.8℃
さすがに4日目頃に、なんか変じゃない・・・?と思う
ただ、リュウタがあまりにも元気なので医者は調べもしない
熱が出て2日目に血液検査をやったけど、CRPが0.08だった為、問題なしと思ったらしく、その後検査なし
旦那が研修医に言うと「子供にはよくある事ですよ」と言われた
(でたー!!小児科医に何度言われた事か・・・調べもしないで子供にはよくあるって・・・)
熱が出て5日目頃に嫌な予感が・・・
ちょうどその頃、ネットで37.8℃以上の熱が夕方から夜にかけて約1週間続く場合、炎症の起きる予兆と言うのを見た
(熱の原因はペプタメンだ・・・、炎症が始まるかも・・・)
ペプタメンとお粥しか摂取してないリュウタ
ペプタメンを摂取してからずっと泥状便だったリュウタ
主治医に言っても「それは下痢じゃないから」と取り合ってくれない
そんな事は分かってるけど、この便を大人がしてたらはっきり言って下痢です
改善する事ぐらいできるでしょ?
ネットで調べたところ、ペプタメンは繊維質が無いので下痢をする場合、イージーファイバーを少量混ぜると良いなどと書いてあった
手っ取り早く、バナナを5cmほどカットして病院に持って行き食べさせた
バナナを食べさせた日は採血の前日でした
私は採血するのを知らなかった分けだけども
一応主治医に、バナナを少量食べさせた旨を話すと主治医は激怒
「そんな事したら滅茶苦茶になっちゃうじゃないですか!!」
「絶対駄目!!やめれくれ!!」と・・・
まぁ、主治医に相談なく勝手な行動をした私が悪いので何度も謝りました
翌日
怖い顔でチームの先生がやってきた
「採血の結果やっぱりCRPが1.5に上がってた」
「昨日バナナ食べさせたせいだ!!」
私は私でずっと不満に思ってた事がある
それは38℃近くの熱が1週間も続いてるにもかかわらず、血液検査をしなかった
チーム4人もいて、誰1人・・・
採血した日は熱が続いて既に6日も経っていた
「バナナを食べさせた事は悪かったと思ってます」
「でもバナナが原因じゃないですよ」
「じゃぁ、何だ!!」
「ペプタメンが原因です」
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