墓じまい
主人の実家のお墓は、北見にある。義両親も義兄も亡くなり、親戚も代替わりをしていて、地元には付き合いのある人もいない。うちは千葉に住んでいて、義姉は九州だ。それでも、年に一度はお墓参りに行っていたが・・・いずれ行けなくなって、後始末が大変になるのが目に見えている。離檀して遺骨を合同葬に移すか、千葉に墓を建てて移転するか・・・義姉も含めて、あれこれ相談していた。たまたま、千葉市の市営墓地が区画を募集していたので・・・応募してみたら、なんと当選!!そこから、ばたばたと墓じまいに向けて動き出した。どうせ、私達夫婦が入って終わりの墓で・・・娘に、また墓じまいをさせるのは、迷惑だとも思ったが・・・主人も両親と兄の墓参りは、元気なうちは行きたいと言うので・・・娘夫婦の意見も聞いて、お墓を建てる事にした。お寺に、遺骨の埋没証明書を出してもらい。住民票や、戸籍謄本に加え、親子関係を示す為に原戸籍まで取って、北見市に提出。北見区役所に、お墓の改装許可証をもらい。お寺さんに、離檀する連絡をして・・・千葉にお墓を建てたら、遺骨を引き取りに行って・・・千葉の新しいお墓に納骨をする。何だかんだと、面倒な手続きをして・・・・ようやく先月、新しいお墓に魂入れをして納骨・・・主人と私、義姉、うちの娘夫婦と孫で、無事手を合わせる事が出来ました。北見のお寺は、離檀料も取らない良心的なお寺で助かりました。お寺さんに寄っては、100万円以上の離檀料を要求する所もあるそうです。義両親と義兄は、北見の合同葬に入れて・・・私達は、樹木葬でも良いかとも思った。住み慣れた北海道から、分骨して千葉に連れて来られて・・・果たして、義両親や義兄は喜んでいるのだろうか・・・お金を掛けて、お墓を建てる事は、死者の為では無く・・・生きている自分達の、自己満足なのかも知れない。