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よく、寿司屋でお茶のおかわりを頼む時、「あがりください」とか言う人がいますけど、あれ嫌ですね。
そもそも「あがり」なんてのは、玉ノ井あたりの女郎屋の営業用語で、お客が登楼るとお茶を出す、だから「あがり」。 まあ、語源はどうでもいいけど、いわゆる隠語で、それもお客の側の言葉じゃなくて、店側の言葉なんですよね。 それから、居酒屋で会計の時に、分かったような顔で、「おあいそ、して」なんて言う人もいますけど、あれも嫌ですね。 客の側は「お勘定」、店の側は、お金をいただく訳だから、へりくだって「おあいそ」。 なんにしてもカウンターの向こう側の言葉のはずです。 世の中に、あなたとわたし・あいつとこいつがいる限り、決して踏み越えちゃいけない領分って物があるはずで、昔の日本人ってのは、そいつが分かっていた筈なんですがね。 うまかったよ。かんじょうしてくんな。 へい。おあいそですね。 おう、つりはいらねえよ。 じゃ、またな! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 6, 2005 05:25:13 PM
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