言葉が遅かった娘(その1)
今ではおしゃべりが盛んな5歳の娘だが、会話が出来るようになったのは、ここ1年くらい。とても”無口な赤ん坊”だった。まず、喃語が出なかった。あの、赤ちゃん特有の「あう~ んぱ~ ばぶー」がなかった。そればかりか、感情の起伏が少なく、親の姿が見えなくてもへっちゃら。当然、人見知りもない。自己主張も弱く、ほかの子が食べているアイスクリームやお菓子を、泣いて欲しがるということもなかった。『語りかけ育児』なる本による、年齢別の欄を読んでも、ぜんぜん当てはまらないので、何を”語りかけ”ればいいのかわからない。”おかしいな・・・子供は勝手に言葉を覚えるんじゃなかったっけ?”そう感じ始めたのは、3歳を過ぎてからだった。喃