生きるのは皆しんどい
ZARDのボーカルの女性が「転落死」したというニュースから間もなく、農水大臣の「自殺」が報じられた。どんなに脚光を浴びたって、大臣になったって、個人の抱える問題は、個人でしか解決できない。結婚できなくて辛い。結婚はしたけど、子供ができなくて辛い。子供がいても、障害を持っていて辛い。子供が健康でも、夫がリストラされて辛い。夫が働いていても、義父母の介護が辛い。義父母は元気でも、多額の借金が・・・・・・。どんな人も「辛い状況」にある。それを思い出せば、人生を途中下車しないで済むかもしれない。悲しくて、苦しくて、”エイ!!”と途中下車してみて、ふと目をあけると、自分が降りたところから、また次の人生を始めなければならないことに気づいたとき、生きているときの何倍もの落胆を味わわなければならない。苦しくても、悲しくても、”不可抗力の死”が訪れるまでは、人生を投げ出してはいけない。みんな、もがきながら生きているんだから。