料理嫌いになったわけ
それは、”りんごの皮むき”くらいしか出来なかったのに、無謀にも結婚してしまったばかりの頃のこと。それでも、決して料理は苦痛ではなかったので、雑誌を買って読んだり、料理番組を見たりして、少しずつレパートリーを増やしていった。結婚から3ヶ月ほど過ぎたある夕飯。日が高いうちから「ロールキャベツ」に初挑戦。キャベツを茹でて、葉を丁寧にはがし、味付けをしたひき肉を巻いて、ケチャップソースで煮込んだ自信作。食卓についた夫と、ちょっとワクワクしながらひとくち・・・これはウマイ!!我ながらよく出来たと、夫のほうに目をやると「そうかな・・・」今になって思えば、この一言から夫への愛情が”急速冷却”したことは間違いなさそうだ。