川の流れのように
NHK『こころの遺伝子』~IKKO編~を見た。彼(彼女?)が最後に言っていた”川の流れのように”生きる解釈は人それぞれだろうが、ふと自分の人生を振り返る。少なくとも、川の流れのような、それを見ている人を安心させるようなものでなかったことは事実だろう。私もIKKOさんと同じように、何事にも「結果」を出すことが最善の生き方だと思っていた。それは、突き詰めると、周りの評価を得たいからだった・・・自分の劣等感を打ち消すために。人生の半分近くを共に過ごした夫との生活が、耐えがたいものになった原因は、他人の評価を求めるだけの私の努力が、結果的には夫の自立を妨げ、夫婦で迷路に入り込んでしまったから。別居を始めて、ようやく私は出口を見つけつつある。あとは、夫が自力で迷路から脱出できるか、出口で待つしかない。