大腸内視鏡検査の極意
慢性的に胃腸の調子が悪く、先週は胃痛が数日続いたので、思い切って市内の総合病院へ。診察の結果「ちょっと詳しく検査してみましょう」ということで、胃&大腸の内視鏡検査をすることに。大腸カメラをやったことがある方はよくご存じかと思いますが、前日は繊維質の食事を禁止され、当日は朝から「ムーベン」という怪しげな名前の洗浄液を1~2リットル飲まされます。するとどうでしょう、にわかにお腹が・・・人によってはトイレから出られなくなるそうですが、かくいう私も飲み始めてから2時間くらいの間に4回トイレに駆け込みました。そこに病院からTEL「お通じは水のようになりましたか?」「はい、なんとか・・・」「前の患者さんが、まだ腸内の洗浄が終わってないので、早く検査できますが来られますか?」「はい!!」「鎮静剤をご希望なら、きょう一日、車や自転車の運転ができませんが・・・」「タクシーで行きます!!」ということで一路病院へ。待合室には、”まだ腸内洗浄が終わってない”と思われる女性が、紙コップ(おそらく「ムーベン」入り)を前に力なく座っておりました。お尻に穴のあいた検査着に着替えてベッドに横になると、血圧を測りながら鎮静剤を打ってくれる。ふ~っと意識が遠のき・・・でも医師や看護師さんとは話ができる状態で検査が始まる。この検査の前に、知人から「大腸の検査は痛くて大変なのよ!!もう二度とやりたくない」と言われていたので、迷わず鎮静剤をリクエストして正解。時間の経過がわからないうちに「はい、終わりましたよ」と言われ、安静のために別のベッドに移動して20~30分横になる。徐々に意識がはっきりしたころ、タイミングよく看護師さんが来て「気分が悪くなければ着替えて、待合室でお待ちください」待合室に出ると、さっきの”まだ洗浄が終わってない”とおぼしき女性が、まだコップを前に座っていた。個人差はあるだろうが、実は洗浄がすんなりいくように、検査前日食のレトルトパックがあるのだ。もともと胃腸の悪い私は苦労するのが目に見えていたので、否応なくそれを購入して食べたのが良かったのかもしれない。15分ほど待っていると再び検査室に呼ばれ、医師から結果の説明。「胃も腸も特に問題ありませんでしたが、慢性胃炎ですね」だそうだ。