人の上に立てる人、立てない人
年功序列の社会では、年を取っただけで人の上に立つことになる。その人が、部下の信頼を得られるかどうかは、自分の弱みを自覚していて、それをオープンにできる勇気を持っているかに掛かっている気がする。時折、部下の小さなミスにもガミガミ言う人がいるが、それは、自分の仕事の能力の無さを周囲に知られまいとして、”人を注意できる自分”をアピールしたいだけという場合がある。そんな場合、注意する内容より、自分への評価のほうが大事なので、部下にはまったくと言っていいほど効果が無い。言ってることは間違ってないけど、人望がない人というのはこういう人のことだ。自分のコンプレックスと向き合う勇気がない人は、結局、いつまでも自分の首を絞め続けることになる。