剣道八段
NHKで、剣道八段に挑戦している女性の特集をやっていた。七段になってから10年経たないと受験できないので、彼女もすでに60代に。対戦形式の審査の模様が映し出され、それを食い入るように見ていたが、同じ七段同士の対戦なのでどちらかが圧倒的に強いというわけではない。それなのに、結果、対戦相手は合格したが、彼女は不合格だった。この差はどこにあるのか?審査員はどこを見ているのか?そんな折、高校時代の剣道部OB会があった。ひとしきりどんちゃん騒いだあと、60代の顧問(八段)にこの話をすると「練習風景の素振り見ただろ?あの姿勢じゃダメなんだ」まさかの”基本中の基本”。もちろん姿勢だけで落とされたわけではないだろうが、七段ともなれば、誰からも指導されることがなくなり、自分を意識的に俯瞰する心構えも要求されるということなのか。話の途中でお開きとなってしまい、顧問が「じゃ、この続きは来年な」かっけーよ、中島先生。