先日夫の従姉妹の結婚式に出席しました。
その従姉妹、都内の大きなお寺さんに嫁ぐことになったの
です。なので結婚式はそこのお寺。

近年教会式の結婚式が多いけど（実はウチもでした）結婚
式場でもなく、お寺での仏前結婚式は出席するのもはじめて。

法鼓 （結婚式(法要)が始まる事を告げる太鼓）が鳴り響き、
「新郎新婦入堂です」の声とともに、先導するお坊さんが
おりんを「チーン....チーン」と鳴らして入ってきました。
その後に袈裟姿の新郎と白無垢の新婦が続きます。

なんだかおごそかな雰囲気。そして戒師入堂 。この後、
新郎新婦にお清めの水を与えたり、数珠を与えたり、
お念仏を授けたり。

そして最後、出席者が一同となって「後唄」として般若心
経を唱えるのです。私は今まで般若心経を見る機会は意外と
あったのですが、実際に唱えたのは初めて。もちろんヨミ
がふってあったのですが、初めての私でも楽についていけて、
なんだか心地よいリズムでした。

（私が小さい頃、夕方きまった時間になると祖母が「おつとめ」
をしていました。その声とリズムをふっと思い出していま
した。）



「結婚式、よかったね」終わると夫と声をかわしました。
なんだかこちらまですがすがしい気分に。
「最近、結納とかきちんとしたがる人が多いんだって」
夫の母がいいました。

めんどうなこと、手順を重ねることをわざわざしたがる気持ち。
私達の時よりさらに日々のスピード感があがったのかな、など
と考えていました。（私と夫は遠距離だったので、大学時代の
恩師のパソコン通信、利用してた。携帯もまだ高かった頃...。）