今日とても嬉しい再会がありました。
もう会えないかもしれないと思っていた方に、思いがけず
再会できたのです。

それはいつも行く自然食品のお店のおばちゃん。
もう長いおつきあいなので（私の母がこの店で買っていたので）
いつ始まりかはわかりませんが、私も毎週この店で
たまごや牛乳など色々買っています。


４月頃、いつものように買いにいくとおばちゃんは具合が
悪そうでした。「朝から声がでなくて...」といいながらも
テキパキといつもの注文品をそろえてくれました。

その次の週、行くとおばちゃんの姿はなく、息子さんが
「実はあれから入院しまして...」かなりキビシい感じが
その様子から受けてとれました。


今までも何度か大病をされていて、その度に復帰されました。
でも今回はひょっとして...そんな考えが私にもよぎりました。

「お大事にしてくださいね」といいつつ、車にもどると
涙がとまりませんでした。自分でも驚いたのですが、その
おばちゃんの存在はとても大きかったのです。


それ以来、なんだかお店に行くのがつらくなりました。
でも毎週たまごと牛乳はとどくので、もらいに行きます。
息子さんも一生懸命なので、行ってあげなくては、と思い
つつ、最低限しかいかなくなっていました。


ところが今日、お店におばちゃんの姿があったのです。
目を疑うと同時に声も出ず、おばちゃんと手をとりあって
二人で泣いてしまいました。そして、あいもかわらず私の
注文品をスラスラと言ってお嫁さんが用意してくれました。

「これ、お兄ちゃんとたべるんだよ」と下の子にお菓子
をくれました。いく度におせんべいやふかしたお芋を子供
たちにちょっとだけくれて、子供達も行くのが楽しみでした。
「どうしておばちゃんいないの？」と上の子も聞いていた
くらいです。

「もう会えないかもしれない」と思っていた人との再会は
初めての経験...今までにない感情でした。