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10年ほど前の私、「ここがこの色なら...」「形がもうちょっと...」
っていう不満、今よりいっぱいあった気がする。 それだけに、「自分でTシャツつくりたい!」 「自分でバッグつくりたい!」という思いが強かった。 我が社の仕事はシルクスクリーンの製版なので、 たまに社員の人たちでTシャツ作り大会が行われた。 思い思いの柄を作成、自分達で版も作成、日曜日に なると刷り台で交互に刷った。 そういえば誰か、ボーリングのユニフォームも 刷ってたな。お父さんにあげるとかで。 みんな紙コップで好きな色のインクを調色、インクの 色と刷った時の色はちょっと違うんだよね。版の知識が あまりなかった私は柄がつぶれたりもした。 同じ頃.「私だけのオリジナル」として自分のペットを バッグやTシャツにプリントする企画をしました。と、 これが大手の出版社の通販部門の目にとまり、とりあげ られることに。 何度か打ち合わせをしている時に、担当者から「やはり オリジナルということで、ネームもつけるといいですね」。 「ネーム」・・・一般の方にはあまりなじみがない言い方かも しれないけど、Tシャツの襟元やバッグの内側にある 小さな布のタグ。メーカー名やサイズが入ってる。 <左はシャツ用に端が折られている/右はアイロンで接着できる> ここ福井は実はネームの産地。なんでも全国の90%以上 を福井、それも丸岡という地区で生産している。 その理由に、福井は一年の中で湿度がわりと一定で、それが ネーム(中でもマジックテープ)の生産にはとてもむいて いるらしい。 そんなわけで、我が社の製版はプリントネーム用も多い。 先のネームも知り合いのネーム屋さんへ依頼。 贅沢に3版(3色)もつかってしまったけど、無事にオリジ ナルネームが完成。 (さらに贅沢だけど文字は「武蔵」のSHO家吉川壽一さん。 アルファベットも素敵でしょ。) それから時代はどんどん進み、今や自分のオリジナル、という ことで作れるサイトはたくさんある。数量だって少なくてOK。 あのネームを作ってくれたネーム屋さんも、今では個人向け に100枚から作れるサイトを出している。通常、ネーム といったら、千とか万の単位なのだ。 ▼shopヤナギサワ ネームは長いリボンにプリントしていき、端をカットする。 なので、当然リボンもある。私の母はケーキやパンを焼くが、 ケーキの箱用のリボンを持っている。 自分の名前とBonna Petito!の文字を入れていて、それらを書いたのは父。 自宅のネコをモチーフにしたのも作ってたなあ。こちらはクッキーや その他贈り物をする時に使う。 まあ、楽しいのです。そういうの、やってると(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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