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最近、私の中に新しい視点が加わりました。
それは「数字(数値)でモノを見る」ということです。 ここのところ、財務の実務的なことと、経営ということ について少しずつ学びはじめました。 で、先日も父(シャチョウ)から一冊の本が。 <会社にお金を残すために絶対必要な30法則/海生裕明> お金はウソをつきません。数字もウソをつきません。 会社のほんとのところを自ら知るためには、数字をいかに 理解し役立てるかにつきるのだと、わかりはじめてきました。 昨日の日記に、デザインの力を改めて感じていると書きました。 「ぱっ」と見て瞬時に何かが伝わることってすごいなあと、最近 改めて思ったのです。 売上や材料費や人件費の数字。みているだけなら数字の羅列ですが、 これらがある基準のもとにグラフ化(視覚化)されると、ぱっと 目にした時とてもストレートに伝わってきます。 すると、「あいたたた~、ここマズイなあ」とか「あれ、意外にここ 伸びてるなあ」と自分の受け止め方がまるで違います。 人は「マズいなあ」と思うものは頭から排除しようとします。 例えば「最近ちょっと太ってきたかなあ」と思うとき、体重計には 乗りたくありません。でも、「あれ、ここのところちょっとヤセた?」 なんて感じたら、自ら体重計に乗るのが楽しみになります。 数字を知る=現実を見ることなのですが、さらにそれをわかりやすく してくれるものが数値化、視覚化だと感じています。 うちの担当の税理士さんから「数字はあとおししてくれます」と 言われました。決定することはリーダーの重要な役目ですが、その リーダーも自信がなくては、まわりの人たちの信頼を得ることは できません。 この本は「ほんとうに見るべきこと」をたくさん言っていると思います。 でもそれに気付いて吸収するかどうかは「考え抜く」ことができる 人であることが重要だと著者はいいます。そしてリーダーには必須の条件だとも。 この本を読んだ後、昔買った本をふと思い出しました。 まだ聞き慣れない財務のことも多かったので、ちょっと頭をほぐそう と本棚から手にとったのは... <だまされないために、わたしは経済を学んだ/村上龍> ところがおもしろいことに、読んでいくと先に読んだ本と同じ見出し のページがありました。 『考え抜くこと』 著者は映画も作っています。「あるシナリオを映画にしていくとき、 完成した映画がイメージできていない場合は、制作現場において 一貫性(あるいはスタッフ間の信頼)が確保できません。完成した 映画をイメージするために大事なのは、ただ一点で、それは『考え ぬくこと』です。」 到達地点がはっきりイメージできること。そのためには考え抜く 力が必要だということ。うそをつかない数字を味方にすることと、 数字に強くなることは絶対必要だと思った一冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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