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連休がおわりましたね。
我が家には夫の友達が地元横浜から遊びにきました。 なので新鮮な魚をもとめて越前町へ。 文字通り、越前蟹がとれる町。海岸線には「カニ」「活魚」の看板が ならび、カニをゆでる湯気がたちこめている。蟹漁も実は20日でズボ の漁が終わるなどそろそろシーズン終了。でもまだいけすには黄色 いタグ=「越前ガニ」の本物証明をつけた蟹たちがうじゃうじゃ。 <あんた、オレを食べる気?> 真正面からカニと向き合うと、ちとこわい 越前ガニと一口でいっても、小ぶりな雌はセイコ、堂々としたオスは ズワイと呼ぶ。さらにシーズン後半には地元で「ズボ」と呼ばれる 脱皮したての雄のカニがでまわる。たいていは足しか食べなくて 足だけが縄でまとめられている。 どれも固有の味がして美味しいのだけど、個人的にはセイコが一番 好き。小さいけれど足の身は甘く、甲羅の中にある赤コも美味しい。 とりあえず安くてボリュームあって地元の食堂、みたいな店を探す のだけど、やはり観光地、カニメインの店が並ぶ。純粋にカニだけを たべさせる店も。ズワイ1パイ2~3万。これが都会に行くと倍に なったりするんだなあ。 でも、ここは地元も地元、隠れた穴場があるはず! カニをゆでてるお店の人に「食堂みたいなのってあります?」。 それなら「いこい」くらいしかないわ、と答えてくれた。 てくてく歩く。途中干物にひかれつつ、とにかく歩く。 あ、あった。・・・みんな一瞬看板に見入る。 「いこい レストラン・カフェ・スナック・すし」 やや不信感を抱きつつ、教えてもらわなかったら絶対わからない入口発見。 勇気を出して入ると薄暗い店内、すしネタが並ぶカウンター、反対側にベル ベットのカーテンがついたステージ、奥には昔の喫茶店のようなテーブル& ソファ、・・・ さらにビニール・レースのテーブルマット、ソファに格子模様の座布団、電気の ついていないたばこの自販機。吸殻入れスタンドがそこにもあそこにも。 そしてガラスの向こうには、おおっ、漁船がずら~っ。バイクにのったおじさんが 山からとってきたみかんを、のどかに別のおじさんとトレード中。 これは・・・ひょっとしてあたりなのでは?ほんとに地元の人の「いこい」の 場なのでは?もうすでに興奮気味の私たち。メニューも焼き飯、オムライスから 丼もの、刺身定食、にぎり、巻物、夏にはカキ氷。もうこのあたりからわくわく。 さあ、味はどうなんだ? で、結果、焼き飯は焼肉やの味だった。刺身定食は福井市内の定食屋で つく刺身の3倍量はあった。しかも魚の種類もいろいろ、カニももちろん はいっている。それらは超新鮮な味。焼き飯600円、刺定1500円、すばらしい・・・。 こんなにどきどきさせてくれて、店もおばちゃんも味も期待を裏切らないなんて、 なんて素敵! みんなにすすめられるわけじゃないけれど・・・地元にどっぷりハマリ たい方、Naokumaが案内いたしましょう。ずっとこの店に通っている漁師の気分 が味わえます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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