自宅の近くに市民菜園があります。
年間4000円。かなりひろい。
ベランダでトマトやレタスを育てていたけど、美味しさは
格別。私の祖父は趣味で畑をやっていたので、小さい頃、
夏の太陽の下でかぶりついたトマトはお日さまの味...きゅう
りもナスもかごいっぱいとれるし、いもほりも楽しかった。


で、いずれは畑、やりたいなあ、と思っていました。
あの味は子供にも経験させてやりたい。
と、父も興味があったのか、いつ希望の場所があくかわから
ないからとりあえず市民菜園申し込んでおけ、と。


当分無理だろうなあ、と思っていました。まあ、５、６年、
いや、あそこの場所のおばちゃんまだ若いし、やめないよねえ。

な・の・に。今年空いてしまった。マジですか...
今年はやばいって。入園入学、仕事も満載、私できないって。

だけど毎年「まだあそこは空かないよね？」と確認していた
手前、ことわれな～い（涙）。



怒濤のような３月から４月がすぎ、うちの畑？なる場所
のみが草ボーボー。夜明けに子供の体操服入れをつくり、
おむつマットをつくり、子供の帰る時間はまちまち、ふりまわ
されつつやっとたどりついたゴールデン・ウィーク。


そう、まさに黄金。やっと階段の踊り場に来た、という感じ。
あーあー家のこと、やっとできるぅぅ。
GW中は子供の誕生日もあったので、ベランダをかたづけ、
お誕生日用のお皿や風船、おかしを用意し、ケーキをつくり
仲良しの親子をよんでバーベキュー。友達も美味しい魚介や
用意の手伝いをしてくれて楽しいひととき。（ありがとう、
hot_milkさん、choco_seijin）

そしてようやくあの畑。またせたね、畑くん。
父と夫、私で交代で草むしり。近所の子供に邪魔されつつも
なんとか本日、終わったよ。え、何がって、...草むしりが。

祖母の指示で有機石灰もまきました。これならすぐに植えられる。






悲しいのは昔だったら苗を選んだり、庭の成長を見るのは楽しくて
わくわくの作業だった。でも今はプレッシャーのみ。

いかんなあ、これでは、と思っていました。

でも...やりだせば、草むしりも楽しいのです。草を掘り起
こすのでくわで畑をうっているのですが、土の上で無心、
「ああ、日本人、やっぱり百姓だなあ」などとわけわかんない
納得もしてしまう。


普段ネットやパソコンの作業も多く、いかに合理的に仕事が
できるかを考える毎日、家事育児もある厳しい時間の中で
ふりかかった「畑」は私にとって必要なものだったんだ。

と、思うことにしました。


あきらめ半分、楽しみ半分、といったところです。
くわを持って水ぶくれができた我が手。ナサケナイ...。


さて...ほんとにモノはできるのかな。
となりのおばちゃんに「苗ひとつで小さいすいかなら10個
くらいできるわ」って言われたけど、それ、素人でもOK？