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May 18, 2005
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先日、子どもの授業参観で小学校へ行きました。
入学して初めての参観でした。
授業はさんすう、なかなかにぎやかで「ああ、教室って
こんな感じだったなあ」と懐かしく見ていました。

授業が終わり、ふと教室の後ろに目がいきました。
子供達の絵が貼ってあります。自画像でした。名前も
横に自分で書いています。

全員の絵を見終わった時、なんともいえない違和感、
不安感を持ちました。「え?小学1年生ってこんな絵だった?」
絵を書くのが好きなコもいれば、嫌いなコもいるでしょうが
そういう問題ではなく、なんともこちらが見ていて不安
になる絵があるのです。それも少なくない。


線の細い子、顔なのに奇抜な色を使う子、とがった線を
多用している子、鼻のない子、耳のない子、塗り方が
おおざっぱな子。

個性と言ってしまうには不安な絵がありました。
逆にうまいかどうかはともかく、安定感があるのは全体
の3分の1。


あまりに不安になった私は、これが一体何なのか確かめる
べく、この本を買いました。




殺意をえがく子どもたち
「殺意をえがく子どもたち-大人への警告」
三沢直子著/学陽書房 ¥1.500



もともと絵は心理学的に裏付けができる面があり、カウン
セリングでもよく使われます。また、絵をかくということ
は本来とても自由なことで、それだけに本人でも気付かない
部分があらわれることもあります。


この本では1981年と1997年に同じテーマでかかれた絵を
同じ年齢で比較しています。総じて言えるのは、線書きが
多く奥行きがないうすっぺらい絵が多くなり、「かき込み」
が少なくなっています。


テーマは「木と家と人をかいてください」というものです。
で、これを自分の子どもにもやってみました。
やってみるといくつか発見がありました。


まずうちの子の場合、木から描きはじめました。細かい枝
を描いています。「なるほど、こないだの木登りのせいね」
経験がいかに大事なことか痛感しました。


子どもの絵



次にマンションをかきはじめました。木登りをした公園の
そばのマンションを思い出したようで、その後「家」を
かくのだったと自分の家もかきはじめました。


が、ううん、そうか、思ったより小さいなあ。
この本によれば、81年と97年の家をくらべると、家の面積
が2/3になったそうです。このことは今の子供達が「家」を
象徴とする、家族や地域や社会から与えられるべき精神的な
支えや暖かさが2/3以下になってしまった、ということを
示唆するのだそうです。例にもれず、うちの子の絵の家
も小さい感じ。



その他にもいくつかポイントが書かれていたので、興味
のある方はこの本を読まれることをお勧めしますが、この
結果をやはり大人は受け止めて、目をそらさないことが
大事だと思いました。うちは大丈夫、という時代ではないし、
家庭だけの問題でおさまらないことも多い。


子どもからのメッセージを受け取るためにも、この方法は
有効なのでは、と思いました。小さい子ほど、環境をかえれば
絵もかわってくるとのこと。時々絵をかかせて、今、この子が
どんな状態にあるのか、視点をかえて見てみるのもひとつの手
かもしれません。














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最終更新日  May 18, 2005 07:05:25 PM
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