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私、第2次ベビーブーマー。
団塊Jrとも呼ばれる世代。 受験戦争といわれた頃を過ごし、入試の競争率激しく、卒業すれば バブルが終わって就職難になりはじめたころ。 で、ちょっと上のバブル経験世代と比べるとわりと地味。 最近そんな世代間のギャップを、周囲ともよく話す。 ちょっと下の男の子。料理や家事のできる子が増えてる気がする。 ちょっと上。「家では何もやらないのよ」というご主人の方が多い。 ある友達に話したら「私達より下の世代はもっと仕送りなんかが 厳しくなった頃じゃない?だから自炊のコって多かったのかも」 との意見。なるほど。 ちなみに1つ上で同世代の私の夫は、いえばやってくれる派。最近 では食事の後もお膳をさげたりしてくれる(進化しているなあ)。 元々物事にあまりこだわりがないので、こちらの希望に添ってくれる、 かといって好んでするほどでもないニュートラルなタイプだ。 で、同い年の友達との話、私達って過渡期じゃないかと。 同級生では男性の考えは二極化してるし、女性の場合は夫の年齢に よって妻の役割が微妙に違う。その差はみていておもしろい。 で、この本を読んでみた。 全体としては「これからますます、社会がいくつもの階層にはっきり 分かれるよー」てなことがかかれているのだけど、世代ごとのデータ がおもしろいのだ。 さらにそれらの世代を収入等によって上中下にわけている。 なので上だからそうなのか、同じ上でも世代の違いでそうなのか、 よりわかりやすい。 ▼下流社会 ~新たな階層集団の出現~ 著者:三浦展 発行年月:2005年09月 この本を読んでいると、大量消費をしてくれた団塊世代とは まったく逆。団塊Jrは消費のターゲットにしにくいとわかる。 ブランドも知ってるけど、バブル世代を目にしているだけにひややか な面もある。かといって安いものを買うわけでもない。人口は多い けど、今子育てや仕事に忙しくて時間的余裕もない。なのでネットや 通販で買うことが多いらしい。 さらに興味をひいた記述は「団塊Jr女性の子供達が階層社会を 決定づける」というところ。私達は中学の頃に男女雇用機会均等法 が施行され男女平等意識があたりまえ、また4年制大学進学者が 短大進学者をうわまわった世代、同じ女性でも収入1千万もいれば フリーターもいる、格差が大きい世代、らしい。 なので同じ女性だからといっても、その考えや立場がいろいろ。 実はこれってとてもよくわかる。階層も既に感じていて中流社会って なに?って感じだ。だが階層で友達を選ぶことはなく、かみあうか どうかが先だ。類は友を呼ぶというが、合うポイントはかなりコア。 つまり広い守備範囲のわりにストライクゾーンがせまい。 それほど同じ女性でも、日常のすごし方に違いがあるのだろう。単に 働いているかどうか、子供がいるかどうか、程度の違いではない。 だから自分と同じ考え方の人と出会うのがなかなか大変で貴重。 豊富な友達づきあいにあまり価値はなく、いかに気の会う友達と 出会えるかのほうに価値がある。 世代というおおまかなギャップと、階層というギャップが入り組 んで存在している。そして私たちの子育ての違いが今後さらに明確 なギャップをうむ。 「階層社会とは実は女性の分裂」と本には書かれていた。 あたっていると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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