テーマ:花見(122)
カテゴリ:藝術
母親に着物の用があり、春の京都へ。
目の保養をするべく、私もついていくことに。 着物を見るのは久しぶりなので、かなり楽しみ。 着いた先は「千切屋」さん。 いかにも京都らしい店構え。建物は100年以上も前のもので、 建具も素敵。背の高い父は鴨居をくぐって通らなくてはならず、 (外国人かい・・・)昔の日本人は小さかったんだなあ。 大広間で着物や帯をみせて頂きました。 季節柄、桜ものが多くて華やかな室内。うーん、目が満足。 ほえ~というお値段もあるが、ううん、この着物の迫力に負けないで 着る人ってどんな人?と想像。 この日、京都は桜がほぼ満開。 さらに幸運なことに龍安寺を特別拝観させて頂きました。 龍安寺といえば石庭で有名。 広く見えますが、たて10m、横25mの75坪(プールサイズ)。 実は遠近法が用いられていて、奥へいくほど屋根も塀も 少し小さくなっています。そうか、我が家もこのテがあったな、と いまさら気づく…。 置かれている石は15個。しかし、どこからみても1個みえない配置。 15は「十五夜(満月)」といわれるように、完全をあらわす数字だとか。 それが常に1個かけていることで、不完全な世の常をあらわしている そうです。 「特別拝観」というだけあって、非公開のものを見せて頂きました。 今も残る方丈広間のぼり龍の襖絵。(了解を得て写真をとりました) その迫力はすごい! さらに奥のお茶室、蔵六庵も。1600年代(江戸初期)ごろ作られた というお茶室で正座すると、観光客の存在が感じられないくらい 目の前に静かな庭が。江戸時代とかわらない風景を、今、目にして いるんだなあと思うと、感慨深いものがあります。秀吉が賞賛した といわれる侘助椿もきれいな花を咲かせていました。 お茶室の前には有名なつくばいがあります。 龍安寺は禅宗(妙心寺派)のお寺。 そのつくばいには「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」という禅語が。 中央の□が「口」という漢字になっています。 最後、満足してお茶を頂こうとしたら、このお菓子。 素敵です。 龍安寺・桜苑はまさに花ざかり。 京都を満喫した1日でした。 おまけ:お昼は和久傳さん。 老舗のお料理やさんですが、お店が移転し、お菓子を売るお店もおとなりに できていました。女性誌でもとりあげられているようなので、京都へ行ったときは 寄ってみるのもいいかも。 やっぱりお菓子も桜! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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