テーマ:祭り衣装(16)
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨年末からうちあわせていたチームがあります。
静岡県の「踊ら舞華」さん。 3月18日、浜松で行なわれたよさこい「がんこ祭り」で ついにお披露目でした。 そして代表の方から嬉しいメールとお写真が。 ・・・衣装を見て「素敵~ 私もきたい~ かっこいい~ 着物? 今度 どこで踊りますか? 写真を撮らせて下さい! 思い切った白ですね~ 」等たくさんのお褒めの言葉を かけていただきました!・・・ じい~んとくるようなメールで、思わず熱くなりましたが、 Naokumaもかなりアタマをフル回転させた衣装でした。 当初、衣装のご希望は「留袖のような感じの柄で、色目は上品な 紫、柄は御所車とのしめ、花が入って、紋もいれてください。 前の裾にも柄が続き、中はインナーとパンツ、鳴子・旗入れと 旗も・・・」 衣装の形もうちあわせ中いろいろ出ましたが、最終的には 軽くてしわにならないポリエステル素材の着物調長半天と、 ちりめん素材のワンピース風インナー(袖はすける素材なんです)、 同じくちりめんのブーツカットパンツ、小物類(旗や鳴子入れ)と なりました。 でも今回一番重要だったのは「柄」。 「上品さ」を出しつつも、本当の着物柄ではよさこいのような 舞台ではおとなしすぎます。ひとつひとつのモチーフに華やかさと メリハリをつけ、柄が身頃同士あうように、またモチーフがかけたり しないよう、まさにテキスタイルデザインの世界でした。 私達の会社は、もともと捺染業からはじまったので、こういった生地の 柄作成は得意分野なんです^^。 ただお客様とはイメージのやりとりなので、そこのすりあわせにとっても 気をつかいました。お客様の頭の中にはすでに「こんなかんじの衣装」と いうイメージがあります。私の頭の中にある最終衣装とそのお客様の イメージがだいたい「きている」な、と思うまでに、ある程度 やりとりの時間が必要でした。 そしてつかんだあとは、プリント柄作成、データ作成を各スタッフに伝え、 そしてもちろん、衣装のパターン、生地選定、縫製もふくめ、 それぞれの工程の人たちにも「伝わった!」という実感が もてたときの嬉しさといったら! 「産みの苦しみ」はこの嬉しさを味わうためのものなんだなー、 と毎回思います。 踊ら舞華さんから冒頭のような嬉しいメールをいただき、 社内でも張り出してスタッフ・関係先みんなで喜んだのですが、 私たちもたくさん勉強させてもらい、感謝でいっぱいなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 8, 2007 05:40:45 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|