先週のこと、
突然友人からお昼に電話。

「Naokumaちゃん、今日の夜井上陽水のコンサートの招待券が
あるんだけど、いく？」と。


また突然（こういうのは突然）だ、と思いつつ、
先日たまたま奥田民生とTVに出ていた番組をみたところ
だったので、「うん、いく」と二つ返事。
そういやこの方とも昔すれ違ったなー、と思い出していた（美輪さまといい
結構濃い方とすれ違う）。


もう何年も前、表参道のカフェイデーから友達と店を出ようとしたとき、
向こうから都会にしか存在しない、絶対に地方にはいない感じのお二人が。

もしゃもしゃのアタマで薄い色のサングラスをかけ、いい色の
紫色のコートをきた陽水さんと、おそらく奥様であろう
細身で垢抜けた感じの女性。この「表参道」という場所が誰よりも
似合っている女のひとだなーと思わず見入る。

入ってくる陽水さんの笑顔がTVとかわらず、
「やっぱりこの人、いい人なんだなー」なんて思いながら
ドアの前で待つ。



で、コンサート。仕事でうちあわせがあったため、かなり遅れて会場へ。

ついたら友達が　「さっきから蟹の話ばっかりしてるよ」　と。

福井がツアーの初日だったらしいけど、その狙いは「蟹」と判明。

去年は家族で蟹を食べに、あの豪雪の中福井の温泉へ来ていたらしい。
「カニ食べにいこう～♪」はどうやら本音なのね。


ちゃんとCDとか買ったことない私でも、何の歌を聴いても
「知ってる」って歌ばかり。40年うたってどの時代でもヒット曲が
あるってすごいなーって思いました。


おもしろかったのは、作詞の話。

娘さんが
「おとうさん、作詞ってむずかしいの？」ってきくので、
「そうねえ、まあタイトルは大事だねえ、暑い夏、とかだめよ。ふつーだから。
意外な形容詞と名詞をくっつけるといいねえ。（スタッフに）君、何か形容詞
考えて。（娘に）名詞を考えて。考えた？じゃあ二人とも言って（陽水）」

ってことで、スタッフは　「長い」

「あ、長いねー、形容詞だねえ（陽水）」

娘さんは「猫」

「あ、猫、長い猫ねー、これはインパクトあるよねえ（陽水）」

といってできた歌が「長い猫」。

娘さんとの共作になってるそうです。



あとは終始「みなさんお元気そうでなにより」とごきげんな感じでした。

歌もおしゃべりもステージも、すべてが井上陽水で
だからアーティストなんだよねーと、私も陽水的洗脳をうけた夜でした。