新酒・新そば祭り/粕汁つき
以前「できたてにごり酒」という日記に書いた力泉酒造さんの若女将からメールが来た。『ただ今「新酒、新そばまつり」を開催中! 美味しい粕汁猪肉入りもあります。』おおおっ!来ましたね!秋頃に会った時、「年末になったら新酒と新そばのまつりがあるからおいで~」と言われていた。待っていたよ、待っていたとも!『行く!ぜったい行く!』ソッコーメール返し。店についた。おお、コレコレ。明治34年の建物を改装した店内。入るなりデッカい鍋。どうやらこれは...猪の粕汁だあ!店のまん中には薪ストーブが。なんともいえずあたたかい。座敷で待つ。おかみさんのうちたてのおろしそばが運ばれてくる。 「コレコレ。これぞ『越前おろしそば』って感じなんだよなあ」横浜出身の夫がいう。店内ではサービスで新酒がふるまわれていた。まだびんの底に「おり」が残るお酒。やっとお酒になりました、というフレッシュな味。私 「美味しいね。今これが一番おススメなの?」若女将「年が明けると純米とか吟醸が出てくるよ。」私 「できたてのこれが純米になるの?」若女将「普通は1年ねかせるよ。樽のままねかせたり、 びんにつめて一定の温度で管理したり」まあいろいろあるから飲んでみてよ、この原酒もここでしか飲めないから...と2、3種類テーブルに置いていってくれた。 <「おろしそば」と御主人自慢の猪粕汁、福井の郷土料理 「たくあんのぜいたく煮」>う~ん、ウマいねえ。「純米」も「かるげん」も美味しいけど、私は今回この「原酒」が気に入ったわ。 <Photo 夫>「かるげん」はお米(山田錦)を育てている時点で、カルシウムを多く含んだ肥料をやるんだそう。味も確かにそれっぽい。しろうとの素朴な疑問。「山田錦って美味しいの?」「そのままご飯みたいには食べられないよ。お酒のためのお米」そうなんだ...。いやあ、いい所にお嫁に行ってくれたなあ(若女将は友達)、ほろ酔いの顔で満足満足、でした。ちなみに私は原酒をお買い上げ。(720ml ¥1,000)辛口で「お酒~」ってインパクトが強い。帰宅してから飲み足りなくて違う地酒を飲んだら、水っぽく感じてしまった。「原酒」は20度くらいあるんだって。おススメは冷やか熱燗、強いなと思ったらお湯を足してもいいそう。<お問い合わせ>▼力泉(りきせん)酒造 TEL 0776-59-1046 FAX 0776-59-1948