地球上の大気と生物は常に酸化し続けています。しかし、酸化だけでは生物が滅亡してしまいますから、一方ではナチュラルマイナスイオンの酸化還元作用により、バランスを保っています。ところが最近「酸化過多症候群」という言葉が生まれてきました。これは酸化に対しそれを還元するナチュラルマイナスイオンの発生が追いつかなくなっていることを意味します。
大気中のプラスイオンとマイナスイオンのバランスが取れている状態を平衡状態といい、プラスイオンよりもマイナスイオンが少し強くなっている状態に生物は快適感を覚えます。アメリカのデータでは20世紀初期は大気中のプラスイオンが1に対し、マイナスイオンは1.2でしたが、現代では環境破壊が進んだ結果、イオンバランスは崩れて数値が逆転しています。このとおり現代は酸化しやすい非常に病気になりやすい悪環境なのです。
そして重要なの石油化学製品等人工的なものは、ほぼ例外なくプラスイオンを増殖させます。自動車の排気ガス。各種の煤煙、ダイオキシン、環境ホルモン、農薬、食品添加物、電磁波。プラスイオンが体内に入るとフリーラジカル(活性酸素)が多くなって細胞に悪影響を及ぼし、血液を酸性にします。それにより血液中の乳酸を増やし、多くの病気の原因になるのです。
ナチュラルマイナスイオンと人工のマイナスイオン
一般に市販されている人工のマイナスイオン製品は、確かに空気や水の汚れは取ることができますが、最大のマイナスイオン発生体である人間が吸収するには力不足です。人間には、質の高いナチュラルマイナスイオンしか効果がありません。さらに人工のマイナスイオンは酸化過多症候群を助長し、ガンの原因のひとつである活性酸素を多く発生させてしまうので注意が必要です。