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カテゴリ:ココロのヒダ
5年前の夏のこと。
1年後にバイク乗りの夢を叶えていようことなど、 想像もしなかったころのこと。 暑さも恐らくは今よりもほんの少しだけ辛くなかったはずの、 それでも熱帯夜の気配が濃厚なモワっとした空気の中、 早くシャワーが浴びたい一心で帰宅した我が家。 さっぱりしたところでビールを煽り、 晩ご飯を作るべく、お肉を取り出そうと冷凍庫を開けた。 温いのはなぜだい? 白い冷気が流れ出てくるはずのそこは 室温よりも申し訳程度に温度が低いただの箱と化し、 満載の冷凍食品から溶け出た水分が 底の方に溜まっていた。 くったりシャビシャビになっている豚薄切り肉。 お肉の代わりにフリーズするワタシ。 やっぱり故障だ…。 というのも、温度の低下に気付いたのはその日の朝。 半ドアになっちゃってたのよ、きっと。 そう気持ちを奮い立たせるように、ドアを確かにピッタリと締め、 会社へ向かったあとはすっかり忘れてた。 故障以外のうっかり系要因に思い当たる節はなく、 しかも荻窪から船橋に越すにあたり、 たまたま同時期に飲食店を店じまいした友人からいただいた サイズだけはたっぷりある年季の入ったシロモノ。 寿命はとっくに過ぎていた。 お風呂上がりの髪をマッハで乾かし、 アッパッパーな出で立ちでヨーカドーへ走る。 即納できる機種の中から、東○を選ぶ。 当時、藤原紀香が「やったね、東○ちゃん」と言っていたのが 実はインパクトになったのはいいとして、 翌日納品完了。 わずか1時間ちょっとの間に十数人の諭吉さんが飛んでいった。 そんな顛末で我が家に嫁いできた大型冷蔵庫。 ひとり暮らしには無駄なサイズだけど、 食べるのも作るのも呑むのも趣味なワタシには むしろ足りないくらいだ。 そんな愛しいヤツが一昨日から不調。 冷蔵室の温度が下がらない。 「強」にしても7度。 昨夜は9度。 庫内をすみずみまで点検して様子を見たけれど悪化の一途。 マニュアルに、24時間対応の顧客サービスがあるのをみつけ 相談、そして修理を依頼。 早くて22日って6日後? そんなに家電が壊れちゃうのかね、船橋界隈。 実家から帰るのが22日ゆえ、23日朝イチにオーダー。 半休とるさ。 貴重なオフが消えるのはもったいないけれど、 おいしく漬かっているらっきょう漬けやガリや肉味噌や 庫内の1/3は確実に締めている調味料の数々が 傷んでしまってはたまらない。 というか、傷む可能性大ではないかい。 実家に帰省中、開け閉めをしなくてすむのがせめてもの救いだ。 保証書をよくみると、購入日は2004年7月14日。 温度が下がり始めた日のピタリ5年前だ。 偶然に感動すべきなのか、気持ち悪さを感じるべきなのか 何かの因縁か?と身を正すべきなのか。 きっと周囲にいっても「だからなに?」といわれそう。 いうほど気にもしてないけれど。 なにゆえ真夏に限って冷蔵庫がトラブるのか、 そっちのほうに運のなさを感じずにいられない。 今はただ、一発で直ってくれることを祈るのみ。 がんばれうちの冷蔵庫。 愛してるぜぃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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