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履歴書に、趣味とかの欄があると必ず「読書」と書きます。そーすると、「どんな本を読むのですか?」と聞かれたりします。あとは、バイト先で知り合った大人の方と話すときは、結構本の話をしたりします。
で、「どんな本を読むの?」って聞かれると、必ず「石田衣良の本っ!」と答えます。そう、石田衣良。「池袋ウエストゲートパーク」を書いた方です。なぜか芥川賞を受賞した「4TEEN」というよりも、「池袋~」の名前を出した方が、断然わかってもらえます。やはり、ドラマの効果は大きいみたいですね。 で、この前、予約していた「池袋ウエストゲートパーク 反自殺クラブ」がやっと手元に!!このシリーズの5作目です。で、読んでみると、「集団自殺」「メイド喫茶」などなど日本の「今」をリアルに描かれています。フィクションでありノンフィクションであるような錯覚に陥ります。 で、注目したいのはこの小説におさめられている「死に至る玩具」というタイトルの作品。このタイトルを見た瞬間は、「??どんな話しだろぉ~」としか思ってませんでしたが、読んでみると、この話しが「日中関係」と密接に関係していることがわかります。中国に留学したいという夢を持っている私にとっては、とても衝撃的な話しです。 日本ではある人形が幼い女のコからギャルまで人気。本当に日本中がこの人形の話題でもちっきりという状況。そんなある日、マコト(ドラマでは長瀬くんがやってました)はある中国式マッサージのキャッチの美人な女性に出会います。その彼女の姉は、日本で流行の人形の製造を中国で行っていましたが、ものすごい過労のために亡くなりました。その亡くなり方というのが、とても残酷です。そんな話しを聞いたマコトは、彼女のためにある行動にでます・・・・。 という超簡潔にあらすじを書いてみました。この話しを読んで、「もっと中国の現実に目を向けよう。今の中国、そして中国の歴史ももっと学ぼう。そうしないと、中国に留学する意味がない。」と感じました。 中国関係の本からではなく、大好きな作家さんからこのようなことを学ぶとは思ってもいませんでしたが、その他にも、学ぶことが多い作品です。 文章の構成の仕方もすごく好きです。耽々と書いてあるのではなく、マコトが語るように書かれています。石田衣良さんの作品で一番、「上手いなぁ~」と感じ、私も、コンクールや小論文を書くときに参考にしたのが、「文頭にインパクトを持たせる」ってコトです。これって、大事だと思います。そんな点でも、この本はオススメですね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月02日 20時11分44秒
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