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幾つかの要因がある。 ヤンキースとしては‘超久々’になる2年振りのポストシーズンになること。 2004年を最後にそれ以降3回ともALDSで敗退していること。 レギュラーシーズンで勝率1位なのが逆に妙なプレッシャーになっていること。 そして何より松井秀喜にとってヤンキーとしての最後のチャンスになる可能性が高いことだ。 対戦相手が前日まで決まらないという異常事態の中で、 あの死闘を見せられるとそれだけで気圧される。 過去の対戦成績がいくら優位でも短期決戦ではそれがものを言わないケースを想像してしまう。 そして今日の初戦。 嫌な感じで先制されるが、すかさずキャプテンが同点弾を放ち、 何気に仕事をするお調子者スウィッシャーが勝ち越し打。 ポストシーズンのRISPでは暗黒の歴史を持つA-Rodもついに打った。 そしてシーズンの終盤は悪いイメージしかなかった松井秀喜が4点差に拡げる2ランHRを 風に乗せてモニュメント・パークに打ち込む。 あそこで私はやっと安堵してわくわくした(順番が逆だけど)・・・(^。^) その後再びCluch-Rodで1点加えて7-2。 ヤンキースは疲労困憊のツインズを相手にエース・サバシアで落とせないゲーム1を 無難に制した。 但し、なにひとつ決まっていない。 ‘シリーズを制した時に初めて価値あるホームランになる’と締まった表情で語った 松井の一言がすべてだ。 ツインズのガーデンハイヤーは中々味わいのある顔をしているが、 もつ煮込み一筋40年の飲み屋のオヤジに見えなくもない。 一方ジラルディは豆絞りの似合う寿司屋の2代目といった感じか。 それぞれの客単価は2000円対20,000円とケタ違いだが、 どちらが‘良店’なのかは一概には言えない。 近年のヤンキースにとってALDSはまさに鬼門なのだ。 個人的には地区シリーズで去る敗北感は、プレイオフを逃す無念さに等しい 或いはそれ以上のものがある。 先ずはこの関門を突破しよう。 そこに今日のように松井が重要な役割を演じれば申し分無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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