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日本のマスコミの表現力の乏しさとキリ番への執着は異様だ。 松井秀喜が6月6日にメジャー通算149号のHRを打った翌日から ‘150号お預け’‘またも150号お預け’のオン・パレードだ。 ヒットや打点ならわからなくもないが今季で言えば3~4本/月しか 打っていないHRを毎日‘足踏み、足踏み’と大騒ぎする。 おまけに単に50の倍数というキリ番だけで特に意味は無い数字に なんでこんなに夢中になれるのかさっぱり理解できない。 イチローの200安打カウントダウン狂騒曲もそうだが、 結局キリの良い数字という単純化で楽な仕事をしたいだけなのだろう。 そしてそれにのっかるというか流される大衆が数多いるということだ。 しばらく野球ネタから遠ざかっていたのはワールドカップの影響も無くは無い。 松井といえば秀喜ではなく大輔だし、星稜出身と言えば松井ではなく本田になる世の中だ。 そんな中でも私は勿論ひっそりとLAAの試合は全部観ている。 但し、書く気力がなかなか起きなかった。 LAAは人繰りの苦しい中しぶとく頑張っているが、地区首位を走るTEXが ‘粒ぞろい’の相手に取りこぼすことなく勝ちまくっているのでゲーム差は拡大する一方だ。 今月の序盤は絶好調だった松井は地味に不調に陥ってしまった感じだ。 昨日の試合ではスタメンを外れ、延長戦に突入した同点・逆転のチャンスでも 代打で起用されなかった。 かつてNYY時代には同様のシチュエーションで最も打席に立たせたい打者に 選ばれたこともあった松井だが、昨日の起用方法ではマシス以下の評価と 解釈する人が出てきてもおかしくない。 松井にレッドライト点灯?・・・(-_-;) 今日のCOL戦はLFとしてスタメン。 守備に就く時の打撃成績が際立って良いが、いきなり1死満塁の大チャンスが回ってきた。 おまけにカウントは3ボール、ノーストライク。 FSW(LAA側)の実況はマツイほどの打者なら待てのサインは出さずソーシアも ‘グリーンライト’を与えるだろうと分析。 その直後まさにそのグリーンライトを活かした松井の一撃は センターの頭上を越え‘ゴ~~~~~~~~ン’ 先制となるグランドスラムだ。 実況もさすがに興奮したが今季第10号のHRで45打点であることを伝えた。 その後画面下に150号HRのテロップが出て徐にそのこととキャリア6本目の グランドスラムであることに言及した。 日本ではすかさずヤフートップに150号満塁弾の記事だ。 これで日本のマスコミのうざい‘お預け’‘足踏み’報道から解放されるね・・・(^。^) 問題はこの一発が空砲になるかどうかだ。 ‘スミ4’というのは点差的には楽勝っぽいが往々にして悲劇に終わることもある。 2点差に迫られ、7回松井が先頭四球をきっかけに作った無死1,3塁のチャンスで無得点。 流れ的にも我が軍のブルブル・ブルペンを考えるとかなりビビったが、 何とか4-2のまま逃げ切った。 終わってみれば松井秀喜の‘一人打点’じゃん・・・(^O^)/ いやぁ、目出度い、目出度い。 ただ150号だから目出度いのではなく、 それがまさにチームの勝利に繋がったから目出度いのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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