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今シーズンのNYYには松井秀喜がいない。 松井ファンの一部にはWSMVPを実質的に放逐したNYYに対する怨念から、 ‘The curse of Godzilla’の1年目がスタートしたと解釈する人もいそうだが、 個人的は呪ってはいない。 松井がヤンキーとして初のチャンピオン・リングを手にしたことは 何度思い出しても幸せになれる事実だ。 ヤンキースタジアムでかつてのチームメイトが松井に駆け寄り リング・セレモニーの主役に仕立ててくれたシーンも死ぬ間際に観たい ビデオ・ライブラリーに入れたいひとつだ。 そういう意味では恐らく松井もそうであるようにNYYには捨てがたい愛着がある。 但し松井抜きのNYYの敗退にはややほくそ笑んでしまう。 松井のいないポストシーズンのベストシナリオなど特に無いが、 勝手なファン心理としては松井の‘不在による存在感’が醸成されることを 密かに望んでいた。 一応WSはNYYとPHIで去年の再戦となりNYYが4タテを喰らう。 ハラデイには1-0でシャットアウトされ、ハラデイに強い松井がいればという論調が メディアを支配する。 そんな絵を描いていたが実際はその前のALCSで頓挫してしまった。 それにしてもこのシリーズでのTEXはNYYを圧倒していた。 LAAを応援していたのでTEXは一応同地区のライヴァルとも言えるが、 NYY時代のBOSに対するような意識は全く無い。 理由は簡単、LAAに対する帰属意識が無いからだ。 球団創設50年目でのリーグ初優勝を素直に祝福したい気分だ。 一方NYYは特有の選手みんながフリーズしてしまう状態に陥り、 打者も投手もクラッチ感に欠けていた。 ジラルディの采配も硬直的で短期戦であることを真に認識していたか疑問が残るものだった。 今日の敗退を受けて今後数多くのメディアが色々な分析や総括を行うだろう。 松井を呼び戻せという声になるとも思えないが、 昨シーズンのクラッチ松井のヴァリューが再認識される可能性は高い。 永遠の‘松井株ホルダー’としてはNYYが松井抜きで容易にワールドチャンピオンになることは、 恰も増資、増資で希薄化して株価が下落するようなものだ。 今後100年とは言わないがしばらくNYYのWS制覇が無ければ、 松井の現在価値とは関係なく株価上昇は必至だ。 ん、結局呪ってるの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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