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2011年OAKの一員になってからの松井秀喜は実に地味だ。 チームの他の野手の打撃成績も冴えないからそれに紛れているが 4月の数字は松井のキャリアの中でもワーストだった。 幸いにも評判通りのピッチングスタッフのお陰でチーム成績は5割付近をうろうろ、 まだまだ可能性を持っている。 松井ファンとしては‘あそこで決めてくれれば・・・’という試合がいくつもあったし、 その都度ファン特有の‘共同正犯’の意識を持つことも多かった。 そんな松井がやっとド派手なことをやってくれた。 TEXとの4ゲームシリーズ、2勝1敗で迎えた最終戦。 私の苦手な時間帯だったが、MLB.TVでライヴ観戦した。 なんだかんだあって延長に突入。 OAKが9回裏のサヨナラのチャンスを逃し、10回の表は2死満塁のピンチをしのぎ、 10回の裏の先頭打者が松井だった。 クローザー扱いのオリヴァーの初球を迷いなく振った。 打った瞬間というがまさに疑いの無い特大の一発。 松井はゆっくりとベースを回りその間に続々とチームメイトがホームに集まり、 歓迎の準備完了。 軽くジャンプして決勝のホームを踏んだ時は去年のモラレスの骨折シーンと被って、 少し心配したが、狂喜乱舞して笑顔で祝福する連中とのやりとりはなかなかの感動ものだった。 OAKの中継局CSNが試合後のインタヴューを通訳のロジャーを交えて行った。 ホームでやっと松井の存在価値を見せることができたな・・・(^。^) CSNと言えば実は今日のサヨナラHRを呼び込むような実況が昨日のゲームの中であった。 松井が外角のかなり低いボールをレフト戦に流し打ちしてダブルにした時だ。 個人的には久々の打点で喜んでいたが実況席はVTRを見ながらこんな解説をしたのだ。
まあ私の‘(悪)意訳’だが確かにゴジラの打球ではなかった。 今日のサヨナラ弾はまさにこれぞ松井秀喜、ゴジラと思わせる一撃で実況も大絶叫。 THIS BABY IS GONE!!! その対照が面白かった。 NYY時代の松井は縁の下の力持ち的な存在として黒子的な活躍で良かったが OAKのような若いチームではまさに主砲として目立つ存在にならなければいけない。 チーム内で松井を見る目はどこかリスペクトを伴ったものがある。 あとは今日のような結果を積み上げていけばこのチームは案外悪くない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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