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テーマ:映画鑑賞(880)
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「東京原発」という日本映画がある。 何年か前に観たことがあるが、もう一度観たくなった。 最近は脳の劣化が著しく過去に観たものでもまるで初めて観るような‘鮮度’を味わえることが あるが、この作品はファイルの上書きに例えるなら一応4割ぐらいは残存していた。 問題は理解力の差だ。 福島原発問題が発生して以来四六時中様々な情報に接する機会があり、 個人的にも高い関心を持っていたから自ずと‘知識装備’ができた。 映画の中で交わされる用語、論理への理解力が前回と全然違う・・・(^。^) このギャップを実感できただけで再び観た価値があった。 同時に普段手当たり次第に実に‘軽率’に映画観賞をしているが、 作り手の意図や努力を無にするような程度でしか理解してないんだろうなと再認識した。 今のこの地合いで「東京原発」が注目を浴びているのは必至だろうと思ってググってみたが 何かと面白い。 そもそも2002年制作、低コストっぽいが役者はそれなりに揃えてある作品が、 上映にこぎつけたのが2004年というのが所謂‘原発村’の圧力を感じさせる。 上映後にすかさず‘映画「東京原発」にみられる間違い(小笠原英雄)’という いかにも御用学者みたいなのが登場しているのも興味深い。 じゃあ、皆さんも是非この機会にと言えないところが辛い。 私は前回と今回のギャップを堪能できたが作品自体の評価は微妙だ。 最初に観た頃は各作品に律義に点数をつけていたがこれは68点だった。 今回で格上げされたがまあ75点といったところだろうか。 会議のシーンはなかなか良く出来ているのだが他がイマイチだ。 公式ページにある宣伝文句はこれ
今日のタイトルは勿論‘「いちご白書」をもう一度’をもじったものだ。 曲を作ったはユーミンで自身のメジャーブレイクにも一役買った。 歌っているのは顔だけ見ればなりぽんの‘偽兄弟’のあの男。 この歌のイメージで勝手に盛り上がったのと‘サークル・ゲーム’という主題歌を 事前に聴きこんでいたせいで映画「いちご白書」には大いに期待したが見事に裏切られた。 当時の私の採点では最低の35点、おまけにそれを抹消して15(いちご)点にされる始末。 余程虫の居所が悪かったのだろう。 まあ、数年の差とは言えリアルで学生運動を体感した人々には感情移入しやすい 名作なのかもしれないが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.16 16:43:45
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