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今年の春、穢土へ出かけた時に恵比寿にあるMLB café TOKYOに2度行った。
勿論私にとっては初体験。 実は恵比寿にはシンガポール料理屋が3軒あって、その全てを試したがそのついでだった。 最初に行った時、 ‘禁煙席と喫煙席がございますが・・・’という 案内の女性に ‘嫌煙席でお願いします・・・(>_<)’ それで和んだのか席に着いた後も実にフレンドリーに話しかけてくる。 ワンドリンク700円前後であの空間とギャルとの会話が楽しめるとは素晴らしい。 小一時間ステイしてツレが会計を済ませている間に陳列されているサインボールを見ていると、 極めて容姿端麗の女性が寄ってきて説明をし始めた。 彼女はMLBに関しての知識も深く経験値も高かった。 私も負けじとグランダーソンのサインボールを見つけると ‘彼が復帰した場合外野のレギュラーで誰を外すべきか投票でイチローが61%でダントツトップ’ 等としたり顔で語った。 ‘野球観戦の醍醐味は・・・云々’といった談義も弾んだ。 15分位話していたが実に楽しい時間だった。 2度目はシンガポールレストランが駅の逆サイドでありながら、 初体験の感激の再現を求めて歩いた。 健常者でもやや嫌になる距離で私にはかなり辛かった。 ようやく辿り着いたが、前回の超フレンドリー娘も容姿端麗子ちゃんも居ない。 まあ長い人生そういうことは何度も経験しているが、‘激歩’の影響もあってどっと疲れが出た。 それなりの別の女性スタッフは居たが全然‘やる気’が出ず一杯だけ飲んで早々に退散。 ツレが会計をしている間、例の陳列棚を見ていると男性スタッフが話しかけてきた。 シャツの下にNYYのTシャツを着ているの見つけて ‘ヤンキースファンですか・・・?’ ‘えぇ、2009年までは熱狂的でした、その後はニュートラル、 去年の7月の終わりからは完全にアンチになりましたけどね・・・’ 彼はそれが何を意味するか瞬時に理解した様子で、 しばし‘M派’と‘S派’についての論議が続いた。 私の強烈な‘正論’が過激すぎたのか、彼は流れを変えようとして、 レジ奥に行ってある1個のボールの入ったケースを持ってきた。 ‘これは松井選手がワールドシリーズの最後の打席のボールです’ ‘へ~、凄い、三振した時のやつですか’ ‘流石よくご存知で・・・’ そしてボールに貼られたホログラムでMLBが管理している仕組みについて説明しながら、 実際公式サイトのあるページに‘LH729404’を入力して‘実演’してくれた。 感心しながら甘えついでに‘これ握らせてもらえませんか’と打診すると二つ返事でOK。 握った瞬間あの打席に入った時のMVPコールの大合唱が聞こえてくるような気がした。 ボールについたダートの汚れが妙なリアリティを感じさせた。 あのゲーム6で松井が唯一凡退し、最終的にはピンストライプを着たゴジラの 最後の打席になった時のボール。 松井のバットにかすってもいないのに、そのボールに触れた私は ‘繋がった’ような気分を味わった。 私が心から感謝の気持ちを伝えると彼は名刺を差し出して店長だと判明。 結果的には1度目は女性スタッフが大当たり、2度目は責任者が大ヒットで どちらも実り多いものとなった。 最近はなんでも‘おもてなし’に辟易している私だが、 あの空間のホスピタリティは称賛したい。 あれから4か月以上経過しているので、あのボールが‘現存’するかどうか定かでは無い。 というかこんな絶好の松井ネタを何故‘温存’したのか。 それは‘なりぽんの呪い’が成就するタイミングを待っていただけさ・・・(^o^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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