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私に取ってソチ五輪の最大の目玉は勿論、浅田真央。
いや、まだ2月だが今年のスポーツイベントの中で、彼女の金メダルさえ叶えば残りは どうでもいいと言い切れるほど入れ込んでいた。 それがSPでの自滅的な大失速。 メディアが安易に使いまくる‘まさかの~’も、今回の悪夢のような想定外には言葉が足りない。 私の落ち込み方も尋常ではなかった。 何を食べるかというかみさんの質問にも ‘食欲が無いのか、逆にやけ食いしたいのかもわかんないから何でもいい’ 相場師をやっていた頃どんな糞ポジションを抱えても、絶対にモニターの前から 逃げなかった私だが、今回は一切の情報源を遮断。 昔、失意のどん底になると観ていた映画‘蒲田行進曲’の力を借りようとしたが全く効果なし。 日経が暴落していると聞き、それも‘マオ・ショック’のせいに違いないと分析する始末。 そして迎えたFS。 茫然自失だった精神状態、近年成功経験のない‘3-3’を組み込んだ新しい 構成にする不確定要素、客観的には期待する方が無理と思っていたが、これが大外れ。 トリプルアクセルも成功し自己ベストを更新する最上の演技を見せてくれた。 大底から見事な‘陽線’で大幅に盛り返したが結果的には6位に終わった。 ‘SPでもFSのようなジャンプができていたら・・・’ ‘私の中では金メダルをあげたい’ 有りがちなコメントで心情的にはわからなくはないが、 それを言っちゃあ、お仕舞いだ。 そういうものを許さない冷徹さがスポーツの本質であり魅力なのだ。 あのバラッドバリーのケースでさえもね・・・(^.^) さて、松井秀喜が引退し、真央ちゃんもいなくなる。 私が無条件で応援するスポーツ選手で残るは宮里藍だけになるが、 彼女の場合はリアルタイムで観戦するチャンスが少ないのが難点だ。 誰かニュー・フェイスが出てきてくれればいいのだが、この3人の域に達する逸材は希少だ。 というか、加齢とともに食の嗜好が変化するように、私自身が若い頃のような圧倒的な情熱で スポーツ観戦にのめり込めなくなったのも事実。 更に自己分析すれば、病んだ心臓に負荷を掛けない防衛本能から‘ノー・ポジション’を 選好するようになっているのかもしれない。 まあ、簡単に言えばつまらない人間になっているということだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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