|
カテゴリ:趣味~読書
学生時代から今に至るまで日本史一辺倒の私がこの本を手に取ったのは
一つは「臓器農場」「閉鎖病棟」で感銘を受けた帚木蓬生さんの作品であること もう一つは私が今、キリスト教や聖書に対する理解を深めたいと思ってることです。 ミステリーとしては偶然的要素が多すぎる感がありましたが それよりも歴史小説、歴史教科書として秀逸です。一気に読み進めてしまいました。 14世紀の南フランスにおいて、異端とされ ローマ教会から火刑という過酷な弾圧を受けて根絶された キリスト教「カタリ派」の悲劇と歴史を知ることができました。 家や職場など生活の場こそが教会であり、立派な教会などいらない。 信仰の拠りどころを聖書に求め、嘘をつかず正しく生きようとする。 こんな清々しい生き方をしていた多くの人達が捕らえられ生きたまま火で焼かれる・・・。 異端審問という単語を知っているだけの私は、たいへんな衝撃を受けました。 ★満足度 A 聖灰の暗号(上巻) 聖灰の暗号(下巻) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/02/08 12:28:31 AM
コメント(0) | コメントを書く 【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
|