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テーマ:たわごと(26888)
カテゴリ:ファミリー
昨日の続きになりますが、2試合目の結果を待ちわびること数時間。ついに携帯にキヌからの着信。声の主はキヌではなく、カズでした。
「お父さん、最終戦まで可能性残せたバイ!」 「オ~!引き分けれたんか!?」 「なん言いよるん!1-0で勝ったよ!しかもオラのアシストで!」 「マジか!よ~っく頑張ったなあ。帰って詳しく聞くから!」 仕事の疲れも一気に吹き飛ぶ朗報、「お土産にアイス買って来て」な~んてカズのささやかなお願いを叶え、急いで帰宅(笑)。 腹ペコで待ちきれず、先に食事を済ませてた子供達の話を聞きつつ、キヌと、津屋崎について来てたマイと3人での楽しい食事。 カズの話によると、前半はフル出場、後半は「この試合負けたらほとんど可能性なくなるからな。残り10分位でまた出すから、死ぬ気で動き回れ!!」口煩い?顧問の先生・N監督からの指令で決死の覚悟で出陣したそう(笑)。 今の中学サッカーはバレーボールみたく交代枠は自由、一度下がった選手もまた出れるらしいですから、選手層厚いチームがかなり有利みたいですね。とは言え、そんなに頻繁に選手交代するチームは見当たりませんが……。 で、残り15分位、死ぬ気で動き回ったカズ。終了間際、パスカットから一人抜き、相手守備陣を全て引き寄せドリブル!フリーになった相棒、“和白の大砲”K君へ華麗なる?ラストパス!これを確実に決めて劇的勝利!!先生達もベンチから飛び出して大喜び~、だったらしいです(笑)。 これで最終日、市大会進出の可能性残したどころか濃厚になってきたかな?現在3勝1敗で2位ですが、同勝点の場合、得失点差よりも当確チームの対戦成績が優先されるらしいですから、3位チームを初戦で破っているW中はかなり優位。残り2試合、練習試合でバースデイ・ゴールも決めた相性の良いY中に、最後の最後で、ひょっとしたら1位突破を賭けて超強豪T中と激突!!なんてことも現実的になってきました。 11月10日。カズ達の伝説の始り、絶対に見逃せない闘い、楽しみです!! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ そんなこんなで楽しい食事中、悲劇は突然やって来ました。。。 食事を終え、テレビゲームWiiで遊んでたカズですが、突然の悲鳴!! 慌てて見ると、モコがひっくり返り、身体を変な角度に折り曲げ舌を出して痙攣してるじゃありませんか!!見た瞬間、死を覚悟しました。 どうやらリモコンが誤ってモコの頭を直撃したみたいです。 チワワには多い病気?なんですが、頭蓋骨が閉じきらず少し開いた状態になったまま成長してしまう症状。昔はチワワの8割以上、現在でも3割以上のチワワがそうみたいで、普段の生活には何の問題も無いんですが、やはり頭の衝撃には普通の犬よりかなり弱いと。 譲り受けた時から分かっていましたが、モコもこの症状のチワワなんです。 突然の悲劇に呆然自失のカズ。 ライが真っ先に泣き出し、マイも嗚咽。 何事かと飛び出してきた、勉強中だったマナも気が狂った様に泣き叫びます。 「モコ、モコ~!モコォ~!!死んじゃいかんよーーー!!」 「モコ頑張れ!!皆で名前よばなぁ~!!」 パニック状態のわが家!! 手を合わせて祈るキヌ!! 私は無意識に心臓マッサージに、モコの大きな口を全部塞ぐ様にかぶりつき人口呼吸をくり返してました。 時間の感覚も、確かな記憶も無いですが、3分後位でしょうか?モコの痙攣も治まってきて、身体も柔らかくなってきました。 「これは助かるかもしれない!」思うより先に「キヌ!病院行くぞ!!」叫んでました。 子供達はマナに託し、キヌの運転、私は後席でマッサージ繰返しつつ、メリーやパピーもお世話になった近所の動物病院へ駆けつけました。 日曜日の夜、当然閉まってましたが快く往診してくれた獣医さん。 病院につく頃にはモコの状態もかなり落ち着いてましたが、それでも舌を出し、目はうつろ、歩くのも無理みたいでした。 脳波の検査やら、血の流れを良くする注射やらされ、丁寧に説明していただいた言葉もあまり覚えてないですが、なんとか持ち直してくれたモコ。 これほど安堵したのはいつ以来かなぁ。 本当にこの子達は大事なわが家の仲間、家族。 絶対にお金で買えるペットなんかじゃない。 そんな事を感じつつ、子供達に電話してやるようにキヌに告げました。 ワンコールで飛出たマナ。携帯の向こうからは「よかったよぉ~~~」なんて声にならない様な号泣が聞えてきました。 「今夜は念のため絶対安静、まだ安心するのは早いですからね。明日の朝、もう一度状態を診せてください。」穏やかに話してくれた獣医さんが、神様仏様に見えました。 すっかり歩ける様になったモコを連れ、凱旋帰宅(笑)。 玄関先で待ってた子供達と抱き合いながら、今度は感動の涙に浸りました。 食べ残してた食事をとりつつ、モコの様子を観察しますが、どうやら大丈夫そう。けど、やはり心配ですから、キヌと私が交代で寝ないで看病するって事で、子供達も安心して寝入りました。 こんな小さな命でも、あれだけ大切に思ってる子供達。 「私達の子育ては間違ってなかったよね。」しんみりと言ったキヌの言葉が心に沁みた、わが家の絆がまた一つ強まった、そんな秋の夜の出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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