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テーマ:☆ボクシング☆(642)
カテゴリ:格闘技・プロレス
昨日JBC公認で初のプロテストが行われた女子ボクシング……。
取材陣150名、テレビカメラも30台とかなりの注目度だったみたいですが、中でも最年長のママさんボクサー、猪崎かずみ選手はなんと44歳とか。しかもマイナー?でのデビュー戦も38歳だったとか……。 まったく私より年上の女性がリングで頑張っているのに、25、6歳で早々と見切りを付けた自分が今になって不甲斐ないというか、なんとも複雑な想いでこのニュースを見ていました。 しかも彼女は二人の娘さんもおられ、名前が愛と舞。なんとわが家の娘と同じ名前、いや、わが家は下にもう一文字入りますが、なんだか親近感もおぼえました。 他のスポーツもそうですが、最近では女子の方が明かに勢い、華がありますからね。ボクシングも『男のスポーツ』なんて時代遅れの言葉でごまかせる時代じゃなくなってるでしょうし、この時期でのJBCの判断は大正解の様な気がします。 青息吐息の男子ボクシング界。3月の土曜日は毎週の様に世界戦、ビッグマッチがありますが、最大の注目を集めるだろう内藤VSポンサクレックでさえチケットが半分以上売れ残りとか、なぜかジムの会長自ら喋ってたみたいですが……。高額席しか売れてないってことは、おそらくスポンサー関係だけで、一般のファンはほとんど興味無しってことなのか?あれだけバラエティー等で顔を売っていた内藤選手でさえ、世間には受け入れられないってことなのか? 私的には内藤選手のファイトスタイルは大っ嫌いですし、イメージ的にも大っ嫌いな選手ですから別にどうでもいい、いやいやどうでもよくはないですね、やはり。ボクシングの人気復興を願う人間としてはなんとかしてくれって気分ですが……。 こうしたビッグマッチばかりじゃなく、地方の小さな大会も当然ながら大苦戦。 私の後輩のジムが3月16日(土)18時から小倉北体育館で興行するんですが、いつも以上にチケットの売れ行きは厳しいみたいですねぇ。 カード的にはメインは地元の松尾選手が新人戦で引き分けた(敗者扱い)、今は日本ランク12位の選手とのリベンジ戦、セミでは筑豊のエース、日本ライトフライ2位の和田嶺選手が久々の日本人の強敵と戦いますし、6回戦では天才との呼び声も高い本田Fの鶴田選手も出場と、かなり見所満載の興行なんですが、やはりそう思えるのはかなりのマニアだけ、一般には響かないですからねぇ……。 そして、それよりもっと深刻なのが――選手層の薄さ。 今年の新人戦のエントリー表も見ましたが、西部地区の層の薄さはもはや壊滅的といってもいいほどです。軽量級でも5、6人しかいませんし、中量級でも二人とかの階級もありました。ウエルターとかじゃないですよ、もっと軽いクラスで。 私達のころと比べても半分以下かそのまた半分の半分って感じです。 プロ希望者はもちろん、入門希望者の減少も、地方だけじゃなく、関東でも深刻化しているとか。総合格闘技なんかに人材奪われてるとか、亀田がイメージ悪くしてる、なんて意見もあるみたいですが、はたしてそれだけなのか?私にはそうは思えませんが……。 地球温暖化と同じで、もう手遅れなのかもしれないし、まだ助かるのかも知れない。 よく分からない部分も多いですが、なんとか一致団結してこの苦境を乗り越えないと。 4月5日の榎VS粟生戦は早々とチケット完売なんて嬉しい話題もありますからね。まだまだやり様によってはボクシングも捨てたもんじゃない、いや、それどころかやはり格闘技の王道はボクシングでしょうからね。 くだらない内乱や意地の張り合いはやめて、大連立じゃないけど、業界全体で盛り上げる体質にならないとね。 世はなぜか王子ブームとやらで、スマートなキャシャ男がモテる時代みたいですが、昔ながらの反骨精神旺盛な、野獣の眼をしたボクサー、そんなヤツに逢いたいものです。リングの上には王子はいらんですよ! だけどこの時代、リングの華は欲しいかな?ビーチの浅尾美和やフィギアの安藤美姫みたいな、華も技も根性もある本物の選手、そんな娘がリングにいれば、人気回復のきっかけになるんでしょうけど。 福岡でも、私も何人かの女子選手、あるいは選手レベルの女性を数名知ってますが、みんな30代なんですよね、なぜか。若いうちは決心できなかったリングへの憧れ、想いを今になって実現させている、そんな感じの女性ばかり。もちろんそれはそれで素晴らしいことなんですが、やはり世間を振り向かせるほどのインパクトを与えるにはちょっと厳しいかも。 若くて強くて美しい、そんな娘に出てきて欲しい、なんてのは無理な注文なんですかねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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