キヌ入院…別れの朝……
昨日は予定通り朝一でキヌを大学病院での徹底検診へと連れて行ったんですが、まずは気になってた子供の頃からの持病、心臓の弁膜症の検査でレントゲン、心電図、その他検診でこれだけで午後までかかりました。自然治癒する人もいる病気らしいんですが、キヌの場合まだ完治しておらず、それどころか新たに心臓の左右を分ける壁にも小さな穴が開く、なにやら小難しい名前の病気も誘発してるとか。けど、これは毎年定期検診すれば良く、それほど重大な問題でもないみたいです。心配していた心臓が弱って血の巡りが悪くなっている、なんて事態にはなってなかったみたいで一安心。どうやら入院もなさそうかな?なんて安心して二人で食堂のランチを食べ、すっかりリラックスムードで最後の皮膚科の検診に挑んだんですが。症状を見るなりいきなりベッドの空きを確認する先生。。。「これはつべこべ言わんで入院せんと、良くなるもんも良くならんよ!」今までの若い先生とは違い、かなりキャリアもありそうな女医先生。数名だけど同じ症状の患者さんも見たことがあるそうで、「若い子では高校生の子がいたけど、完全に良くなるまで3ヶ月位かかったかなぁ。最初はとにかく安静にする事が大切だから。」説得力抜群の話術にキヌの心も入院へと傾いて行きました(笑)。オッと、笑い事じゃない!!根掘り葉掘り治療方針やら薬の事なんかも聞きましたが、かなり丁重に答えてくれまして、この会話を横で聞いてたキヌも、私自身も自分に意外な医学知識?があることにビツクリでした(笑)。もちろん医学を本格的に勉強したことなんぞありませんが、ボクサー時代はある程度は身体の構造や筋肉なんかの知識は身につける努力はしてましたからね。余計な知識も色々覚えてたみたいです。一つだけ気になったのが、「状態見ながらですが、ステロイドを使うことになるかも」って事。心配する私に、「今は無理にでも栄養分を入れないと、もっと酷くなりますよ。心配されるような事はないですから。」なんて言ってくれましたが、できるものならステロイドは嫌だなぁ。案の定、「ちょっと体型がふっくらしますけど、大抵の人は数ヶ月で戻りますから。まれに戻らない人もいますけど(笑)」って、笑い事じゃねぇ~~~!!ただでさえ入院で、動くときは車椅子なんて完全な運動不足状態で、ステロイドまで使われたら心臓に余計な負担がかかるんじゃないのかなぁ~。まぁ治療法に関してはきちんと相談しながらしてくれるみたいですから、私も心して勉強しなおそうかと思ってますが。特に病名は無いみたいなんですが、毛細血管の先端が鬱血して起こる症状らしいです。手術ではなく安静療養での入院ですからね、この際徹底的にゆっくりして、疲れた心身を癒してくるんだぞ、キヌ。 さて、入院を告げた時の子供達の様子ですが、やはり最初にマイが号泣でした。マナ・カズは気丈に家事の分担やら、朝の弁当は何日にいるやら、現実的な心配をし、ライはしばらくして事の重大さに気づいたかシクシク泣き出しました。。。けど、家族皆で話し合い、お母さんも頑張るんだから、皆も頑張ろう!!ってことで一件落着。2週間の入院ですが、予定通り帰ってこれたら38歳の誕生日に、マイと2人で宝塚、楽しい事がいっぱいだから、良い事ばかり考えて安静にしとくんぞ!!今朝はマイ・ライを連れての出勤でしたが、別れ際の2人の様子は立派でした。涙をこらえ、「お母さん、頑張ってよくなってきてね!!」って、がっしりハグ!!一番寂しく、泣きそうだったのはどこのどいつだぁ~~~い!「私だよ!」(笑)1人で電車、バスを乗り継ぎF大病院へ向かったキヌから、先程『無事到着しました~』ってメールがきました。この際だからきっちり治して、夏休み後半は寂しい思いさせた子供達に、タップリ楽しい思いさせてやれるように頑張ろうぜ、キヌ!!