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カテゴリ:エコロジー
宮崎アニメ好きですか?
サド那智は好きです^^ でも、となりのトトロより紅の豚にラブ。 魔女の宅急便よりももののけ姫に萌える^^; そんな人だったりする。 変態だからな♪ で、↑コレだ。 「グリーンファーザー インドの砂漠を緑に変えた日本人・杉山龍丸の軌跡」 杉山龍丸と言う一般には無名に近い人物の評伝です。 数倍の厚みで、上下巻くらいの評伝がでて良いくらいの偉大な人生を終えられてます。 この本の書籍としての出来はともかく、内容が素晴らしく良い。 読め、読んどけ。 その内容。 砂漠化が進行してるインド大陸。 かつて四大文明の一つを育んだインダスの地は、 乾ききり、民衆は貧しさに苦しみ、飢饉に倒れていた。 西洋近代科学に裏打ちされた緑の革命は大地に塩害をもたらし失敗に終わった。 インド政府が世界中から多くの科学者呼び寄せ望みを託した砂漠化阻止のプロジェクトは視察の段階で不可能とサジを投げられた。 絶望に立ち竦んだ人々のまえに東方より来た人が言った言葉は・・・・。 「木を植えましょう」 だった。 だれも信じなかった。 母国でも異国でも相手にされない日々。 だが「不可能と思わなければ、出来ない事など無い」と言う人の意思は世界を変える。 木々の根が地下水脈を地上近くに引き上げ、枯れた井戸に水が戻った、ワジ(涸川)が蘇り満々たる流れが、大平原を呑み込まん勢いであった大砂丘は麗しい森へと。 「これは魔法か?」 新緑に遊ぶ人々の驚きの言葉だと言う。 グリーンファーザーと呼び称えた。 ちょっとだけ感情をこめて書いたりしたが、杉山龍丸氏の偉業は上の表現がまったく過剰ではないところが凄いのだ。 衛星写真(グーグルアースで見よ)で確認できるほど。 インドのパンジャブ州の涸川が消滅し、水流が回復している。砂礫ばかりだったパンジャブ州はいまやインド屈指の穀倉地帯だそうな。 驚くべき事に、この緑化事業は龍丸氏の個人資産で賄われたと言う事。彼は父祖の残してくれた財産を全て費やし借財まで残してしまったと言う。家族にも秘密だったようで息子さん(この本の著者ね)すら知らなかったとのこと。もちろん日本国内ではほぼ無名である。 一人で闘い、一人で死んで逝った・・・餓えに苦しむ人々に緑と水と食物を与えて。 彼の遺産は緑の大地。彼の名は忘れ去られても、人々は彼の腕の中で、恋に・歌い・夢に・笑い・生きてゆくのでしょう。 くぅ~、かっこよすぎるぞ!龍丸!! 龍丸氏がなくなられる2年ほどまえに書かれた緑化事業の本もある。 注文すれば普通に手に入る。 凄い事である(早く来ないかな♪) 昨今話題の地球温暖化や砂漠化であるが、すでに回答は出されていると言う事かもしれない。 杉山龍丸さんのような人生の使い方をみるにつけ、自分一人の面倒を見るのに精一杯な己が情けなくなってくる。 リアル・風の谷のナウシカ。 と、称えたく思う。 男臭く、壮絶なリアル・ナウシカ。 美少女も萌えも無いナウシカであるが、今のところ私の偶像(アイドル)ぶっちぎりトップです♪ グリーン・ファーザー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 17, 2006 06:52:32 AM
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