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2009年が終わり、2010年が始まった。元旦にはおせち料理とお雑煮を食べた。なぜ、それを食べるのか、それはおまじないなのである。
時間に区切りがあるということを信じるためのおまじないだ。 今日は、名古屋から高速バスに乗って東京まで戻ってきた。17時ごろに名古屋を出たバスは渋滞のために、東京の終電に間に合わなかった。 八重洲口からガランとした東京駅を出たら、雨が降り出した。だが、あまり寒くないのは、雨雲が宇宙からの風をさえぎってくれるからかもしれない。銀座の24時間営業のマクドナルドを目指して、大通りを歩いた。叔母のお古のコートを着て、リュックを背負い、そのほかに大きなバッグを二つ抱えている私は、女ホームレスのように見えるかもしれない、という羞恥心が生じた。それを恥じる気持ちがさらに恥ずかしかった。つまり、自分の中の差別心が立証されたのだから。 だが、私を見る人はほとんどいない。深夜の東京駅付近には、ホームレスと終電を逃したサラリーマンが数人あるいているだけだ。 そして、マクドナルドにたどり着く前に、銀座一丁目駅の前で、漫画喫茶の灯りを見つけた。 そして今は暖かい個室でこれを書いているというわけだ。 今年の抱負をまだ考えていないな。 とりあえず、ありのままの自分を見つめるということも抱負のひとつにしようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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