カテゴリ:事件簿
7月17日。
もう忘れはしないだろうなぁ…。 この日は準夜でした。 連続準夜の最終日だったので、今日こそは何事もなく仕事終わらせて1時には帰りたい!って思ってました。 でもいつも以上にとんでもないことが起こっちゃったんだなぁ(^^; K君。 最近コット移床したばかりの双子ちゃんの第二子ちゃん。 この日はご両親が面会に来られてて、お母さんが第一子ちゃんを、お父さんがK君(第二子)を抱っこしてました。 んでしばらくしたらK君の呼吸心拍モニターのアラームが鳴って様子を見に行ってみると…徐脈で顔色が悪い。 チアノーゼというよりも蒼白。 これは無呼吸発作(アプニア)だ!!って思って、でもこの週数のお子さんはよく呼吸を忘れちゃうので、とりあえず自分で回復するか観察。 でも徐脈のままでどんどん顔色が悪くなっていく…。 あわてて刺激を開始。 お父さんに「K君ちょっと呼吸忘れちゃってしんどくなってるので、一度コットに戻りますね」と声をかけて(←パニくってたので正しくは覚えてないけど)、コットに一度戻して背中叩いたり、足底刺激やりながら他のスタッフを探したんだけど… 準夜のメンバーは自分いれて4人。 リーダーさんは最悪なことに休憩中。だから結局フロアには3人しか看護師いなくて、しかも日勤さんは皆帰っちゃってました。 Σ( ̄□ ̄;)ガーン やばいやばい!!どうしよう!! とりあえず近くの人を呼んで刺激を続けてもらってその間にリーダーさんを呼びました。その時点で刺激でK君は泣いて口元の色が少し良くなってたけど顔面蒼白は相変わらずでした。 リーダーさんが戻ってきたあと、処置台にK君を連れて行って、酸素フラッシュ(酸素をかがせること)しながらモニターを装着。 とりあえずSpO2が90台まで回復して顔色もよくなったので、経過観察という事になりました☆ 一安心。 でもご両親に心配をかけさせてしまった事が反省点です(>_<) とくにお父さん。 珠のような冷や汗を多量にかいてて、「僕が何かしたんやろうか?」ってずっと言ってました(涙) ご両親にはこの週数のお子さんは呼吸を忘れやすく、顔色が悪くなるのはよくあることで、そういうのを乗り越えて皆大きくなっていってるということ、今回はお父さんに抱っこしてもらってそのぬくもりで深く深く眠り込んじゃって呼吸を忘れちゃったことをリーダーさんと一緒に説明して、その後はなるべく不安な気持ちを聞くようにしました。 もう私もパニックで冷や汗どころじゃなかったので、その日の準夜はずっとドキドキしてました(^^; 学生時代にも就職後の研修でも救急蘇生やったのにいざとなったらできないものですね。。。 でも人工呼吸とか心臓マッサージとかそういうレベルまでいかなくて本当によかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.19 17:58:18
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