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テーマ:着物がダイスキ♪(2139)
カテゴリ:着物あれこれ
さて、着物会社の彼女、名前はHさんとしておきます。
彼女は今春大学を卒業したばかりの、ピカピカ社会人。 アップアップしつつ、毎日頑張ってます!という感じでした。 いいですね、頑張る人はどんな職業でもかっこいいものです。 Hさんに、店頭で声をかけられたからこそ(9月1日の日記参照) 着物との付き合いが始まったのです。 声をかけられても、申し訳ないけど素通りしちゃうこともあります。 しかしなぜかHさんの前では素通りしませんでした。 その後、着物会社で行う数々のイベントにそのつど参加。 ヒマ人なのもありますが、なによりも私は着物を眺めているだけで 何時間でも平気なくらい癒されるのです。 まだまだ知識も浅く、つい最近着物に「付け下げ」「小紋」「訪問着」 などという種類があるのを知ったくらい。 知っている人にとっては当然のことでも、私にとっては新鮮でした。 7月14~15日と、イベントで京都に行った時のこと。 各地店舗のお客さんと社員が各テーブルに別れてお座敷に座り、 川床料理を頂いていました。 この会社は若い人が多いのですが、私の目の前に座っていた男性社員さん 数人が、酒が入っているせいなのか、大騒ぎしてました。 なんだか、合コンのような雰囲気。 本当にうるさくて、うんざり。うるさいくらいなら、まだいい。 本当に悲しい出来事はこの後に起きた。 その若手社員は、着物を着ていたのですが、上に来ていた羽織といいますか 上着のようなものを、もう存在価値無しとでもいうように お尻や足で踏んでました。 (せっかくの着物なのになあ・・・) 私は本当に悲しくなった。まあ、その彼にとってどうでもいいものなのかも しれませんが・・・。 そしてお開きとなり、私が草履を穿こうとしたとき、例のうるさい男性 社員が私の目の前で、私の草履を思いっきり踏み潰し、自分の草履めがけ 軽くジャンプ。 私は涙が出そうになった。いくらなんでも人の草履を踏みますか?? 私のは安い草履だけど、旦那が買ってくれた大切な草履。 思いっきり暗くなった私は、ホテルに向かうバスの中で一人涙に暮れました。 着物会社の人なのに、着物や草履を粗末にしていいのかなぁ・・・ すぐ忘れればいいことなのだけど、どうにもこうにも頭から離れず 翌日、思い切ってHさんに話してみた。 話したところでどうにもなるわけでもないのだけど、本当に悲しくて 話さずにはいられなかったのである。 するとHさんは、私の気持ちをわかってくれたようで、話のわかる上の人に 必ず話します、と言ってくれた。 もちろん、言わなくてもいいのです。私が勝手に思ったことなのでね。 着物に限らず、物を大切にしなくては・・・と私自身反省した 京都の旅でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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