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カテゴリ:つぶやき
珍しい!私がきちんとここのところ更新している。
これも、読んでくださる人がいるおかげなのだ~!がんばるぞー! と昨日もパソコンに向かっていると・・・ 「パソコンばかりやるな」 と下から怒鳴り声が聞こえてきた。(我が家のパソコンは2階にある) 大体、悪いことしてるわけでもないのになんで毎日毎日こう怒鳴られるわけ? イライライライライライライライラ… 「うるせー!」と怒鳴り返したくなる気持ちを抑え、別の部屋に避難。 家計簿を書くなら怒られないだろうと記入し始めると… 旦那は2階に上がってきた。私は怖くなり(反射的に旦那の足音に敏感になっている) 身を縮めていると、私のいる部屋に入ってきて、机の横にあるゴミ箱にポイ。 何の変哲も無い行動に思えるが、このときの私は心臓がキリキリしていて いつもの精神状態ではなかった。 「なんでわざわざこっち来るんだよー!一人にしてくれよー!」 と心の中で叫んでいた。 「怒鳴る」というキーワードで、突然私のじーちゃんを思い出した。 北海道にいる父方の祖父で、現在認知症だ。 豪快に酒を飲み、話題も豊富で元気だったじーちゃんだが、今は多分 私のことも忘れているかもしれない。 そんなじーちゃんを、ばーちゃんとその娘(つまり私の叔母)が介護している。 叔母から聞いた話では、身内を怒鳴ったりするのは認知症になっても かわらず、威厳を保つという男の部分は消えないのだとか。 以前、テレビを見ようと自然にリモコンを探した叔母。 しかし、いつも置いてある場所に無い。犯人はもちろんじーちゃんだ。 「じーちゃん、リモコンどこにあるの?」と叔母。すると、 「なんで俺に聞くんだ!!なんでも俺のせいにしやがって!!」 と怒鳴ったのだそうだ。 「・・・・。」 私は考えた。もしも旦那がこうなったら、今でさえ怒鳴られるのにますます 私を怒鳴り倒すだろう。ギャー!!!考えただけでも体が凍りつく。 ちょっと前に、福岡に来てから知り合ったYさん(33歳)とランチしたとき。 彼女も、我が家ほどではないが年の差夫婦で、何かと話題が合う。 自然と、話は「介護」とか「老後」といったキーワードになる。 Yさん「介護はね、介護してる側が身が持たなくなってしまうよ」 うんうん。そうかもしれない。私はきっと倒れるだろう。 もうそういう事を考えねばならん年齢になったという事だ。 「natsumiちゃん、自分の体も大事にしなきゃダメだよ、妻だからといって なんでもしていいってワケじゃない。妻も人間なんだから」 この言葉は、以前にも他の人から言われたことがある。 状況は多少違っても、こういうようなことで(旦那のことで)悩む女性は 多くいると思う。私も悩むけれど胃が痛くなりそうでイヤなので、 気分転換に音楽を聴き始めたら少し楽になった。 連日怒鳴られる毎日に離婚も頭をよぎるが、離婚したらそれこそ「鬼嫁!」 「やっぱりあいつは金目当てだった」と言われるに決まっている。 金目当てと言われるのは結婚当初から散々言われたから、慣れている。 私の一番仲良かった友人でさえそう思っていたんだから。 今やどこ吹く風で気にならないけど、逆に思うのだが・・・ 金だけで、一緒の布団に寝たりメシ作ったり、相手の下着洗えるか? 給料がもらえるわけでもないのに。 わたしゃイヤだよ。好きでもない人と結婚する勇気は無い。 というわけで私のじーちゃんは、回復するでもなく食べては寝る、 食べては寝る、の繰り返しだ。 会って数分後には「あの人誰だ?」というじーちゃん。 それが老いというものかもしれない。認知症になりたくてなる人など いないのだから。じーちゃんは、いつか来るそのときを、静かに待っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.16 08:28:56
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