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カテゴリ:つぶやき
昨夜NHKのドキュメンタリーを見ました。
中国の「格差」についてやっておりましたがとても考えさせられたのでした。 改革開放によってどんどん増える億万長者(富人)と、 対照的に田舎から出稼ぎに来ている人々(農民工)。 ウイグル自治区から来たあるお父さんと、若い夫婦の現状が映し出されました。 お父さんは娘の学費を稼ぐため天津に来た。 家賃も滞納しがちだが、自分のような貧乏な人生は送ってもらいたくないと 娘のために働く日々。 若い夫婦は怪我をした7歳の息子のために、30万もする医療費を 稼ごうと出稼ぎに来た。 と、ここまではいいのだが・・・ 仕事があればいいけれど、都会では出稼ぎがとても多く、人出が有り余っている状態。 医療費が30万円もしてしまうのは、保険が効かず医療制度が整っていないため。 車が通るたびに「雇ってください」と頼み込むが、追い払われる。 取材したウイグル自治区のある村では多くの大人たちが子供を置いて 出稼ぎに行っているため、残った子供達はみんなで一つ屋根の下暮らす。 学校の授業で「我的理想」と黒板に先生が字を書く。 「将来何になりたいか書きましょう~」と言う。 「僕は将来科学者になってお父さんとお母さんをラクさせて上げたい」 「沢山働いてお父さんお母さんにラクしてもらいたい」 「大学にいっていい仕事に就いて、お父さんとお母さんを助けたい」 子供達の言う事はみんな似通っていて、親を想い大粒の涙を流す姿はまさに すべてを物語っていた。 私が上海に住んでいたとき、田舎から出稼ぎに来ていた女の子と沢山知り合いましたが まだ恵まれているほうでした。 方や・・・ 悪いけど、金儲けにしか頭にないとしか思えない富豪。 「7億円かけて作りました」 と家を自慢するのは結構ですが・・・ すこし寄付なんてしたらいかかでしょう??イヤですか?? 同胞なんですから・・・ 色々考えさせられたドキュメンタリーでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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