微妙な問題
本人の希望により、長期休暇や習い事の日は放課後児童会に行かずに祖母宅へいっている。ご飯も出してもらえるし、宿題もやらせてくれて字が汚いと容赦なくやり直しさせてくれ、また本人も祖母のいうことはよく聞くので、いいことも多い。たまにマチにお出かけして、いろいろ買ってくれるのもまぁ、許容範囲。祖母宅には犬が2頭いて、金魚とザリガニと招かれざる虫程度しかいない我が家より楽しいことも多かろう。タバコくさいのは正直カンベン!と思うが、目の前に煙を吹き付けられるわけでもないので文句をいわないといけないほどでもない。義母も一人でいるよりは、孫が来たほうが楽しいし張り合いもでるだろう。いいことづくしのようで、なんでこうグダグダ書き連ねているかというと微妙な問題でもあり、きっぱりとしておきたいことでもあり一番許しがたい、しかし悪いことともいいきれないことがあるのです。息子が突然「一番有名な女のお坊さんって知ってる?」と聞いてきた。一番えらい、だったかしら?尼さんで有名というと瀬戸内寂聴さんしか思い浮かばなかったんだけど「えー誰だろ?」と答えた。「赤い服着てる人なの?」という。どうだろうなぁ。一番高貴な色は紫だし、赤い人が偉いっていうわけではないと思うけどなぁわかんないなぁと答えると「・・・ふーん。そうなんだ。ババは一番はその人だよっていってた」これで開いた口がふさがらない状態になってしまった。前々から、どうもそうみたいだとは思っていたけど、これで確定。宗教施設に連れて行っている。赤い袈裟が一番えらいかどうかは、無知なもので本当に知らないんだけどあの人物が赤い袈裟着てトップに座っているのは知ってる。私も連れて行かれたことがあるから。2度目にだまし討ちみたいに連れて行かれたとき「信者でもないのに道場に座っていることなんかできません!!」と息子連れてアイスクリーム食べに逃げたことがあった。それ以来私に誘いをかけることはないんだけど。(たぶん、不本意ながら信者として登録はされている)息子の名前にはアイツラが絡んでいるので、思い入れもあるんだろう。(名前の件は本当に後悔している。いいヨメ面して子供の人生狂わせたかもしれないと思って)食い物の恨みも入った私怨もあるからそうは思えない文面だけど実際のところその宗教そのものを否定しないし、義母含めそれを信仰する人々を否定する気もない。「勝 手 に や っ て く だ さ い」だ。巻き込まないで。洗脳しないで。判断できない子供に吹き込むなと。客観的に判断、情報の取捨選択ができるようになって、それでもその宗教こそが心の芯たりえると判断したら、それを信じればいい。と思う。だけど、子供に「これこそが絶対の真実」「あの人が一番偉い。他の人は下」みたいな思想は押し付けないでいただきたい。きっぱり「つれてくな!」といいたいところなんだけどそうすると義母の行動が制限されてしまう。息子を義母宅へ行かせないのがいいんだけど、本人が行きたがるし常に宗教の話しかしてないわけじゃないからなぁ。今度そういう話が出たら「その人は、ババに考えるえらい人。誰にとっても一番の人、という人はいない。人によって一番えらい人とか一番信頼できる人っていうのは違う。それは誰かに押し付けるものではなくて、自分がどう感じるかということ。だからといって、多くの人がおかしいと感じたり、誰かを困らせるようなものは、尊敬できるものではない。」ということをうまく説明できたらいいなぁと思う。