海上保安資料館~工作船展示
横浜赤レンガパーク隣の「海上保安資料館横浜館」に北朝鮮国籍の工作船が展示されています。 2001年12月22日、工作船事件発生 九州南西海域で、不審船航行、威嚇射撃によっても停船しなかった為、日本の巡視船は 射撃開始 その後、工作船は自爆と思われる爆発を起こし沈没翌年、船体を引き揚げ、船体、回収物など保存、展示されています。全長29メートル~館内に入ると、真っ先に端から端までの場所を取る程巨大な船が目に飛び込んできます。赤く錆付き、何発もの銃撃跡が残る様子は、当時の凄まじさを物語っています。回収した武器、回収品の中にはタバコ・菓子袋・金日成バッチなど北朝鮮国籍を示す物でした。捜査結果、この工作船は、九州周辺海域で、覚せい剤取引に使用されていたと~平成18年東京地方検察庁により、「覚せい剤を密輸していた」と認定されました。 館内、写真撮影はご遠慮下さい!と書かれていましたが、撮る人も多く、係員も黙認していたので、私も少し撮ってきました。船体の1部です。当時の音声、画像も流れ、非常に緊迫した様子が伝わってきます。昨年、尖閣諸島沖での中国船衝突事件もあり、直接工作船を見る機会などないので、非常に興味深いものがありました。赤レンガ倉庫から離れた一画の、あまり目立たない場所にありますが、機会があれば是非見学される事をお勧めします。