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2006年11月07日
テーマ：介護・看護・喪失(5296)
カテゴリ：ALS関連
今年４月に父は「トーキングエイド」という携帯会話補助装置を購入した。 ＡＬＳと告知を受けた父は嚥下障害・言語障害から症状が発症してたので 一番はじめにぶつかった壁が「食べられない」「会話が通じない」という 非常に「重たくてデッカイ壁」だったのです。 （でも今思うとこの頃はまだ家族内では会話は通じてたと思う。 筆談をしながらも会話は成立してた。 今は指文字や筆談がないと全然通じなくなってるから・・・） でもそのときの父は、字の読めない年齢の孫とも会話がしたいって思いもあったのか 父は「トーキングエイド」が欲しいと切望。 購入に際して、市でも他の用具メーカーでも 「ＡＬＳの人にはトーキングエイドはお勧めしません。いずれ使えなくなるからです。 レッツチャットをお勧めします」と言われました。  そして、業者さんが家族の居ない時間に実家へやってきて レッツチャットの使用の仕方をレクチャーしたのです。 その行動は父には衝撃だったと思います。 「あなたはいずれ、こういう風に動けなくなります」と、動き辛い態度をマネて見せて レッツチャットを勧めたわけです。 でも、その時の父は指にも腕にも支障はなかった。 ただ、会話補助装置がほしかった。 逆にレッツチャットのようなものではそのときの現状を満たす事はできなかったのです。 そのことは充分に踏まえた上で、トーキングエイドが欲しいといったのに。 福祉メーカーの人が説明に来るからということで 私も実家へ向かってました。 でも予定より一時間くらい早くきたメーカーは父一人の家にあがり、そのレクチャーをした 訳です。 勿論、私が実家へ着いた時にはメーカーの人は追い返されて居ませんでした。  こういう事が重なり、父は今のように「行政不審」「メーカーとグルになってる」という 考え方を強く持ってしまったと思んだ・・・。 そして、トーキングエイドを切望してた父の為、何とか早くデモ機だけでも借りたいと 「Ｋ義肢株式会社」へ連絡をとりました。父は会話が通じない苛立ちが ピークに達していたから家族も急いでました。 商品が届くまでの間、デモ機だけでも貸してもらえないか・・・と。 すると「使い方も分かりやすいしデモ機なんて一台しかない。他に出てるからデモ機の 貸し出しは無理」だととてもアッサリ冷たく言われたの。 対応の仕方にムッときた私はトーキングエイドを作ってるナムコへ連絡。 デモ機くらいもっと世間に出回るようなシステムにしてくれと要望。 すると次の日にはデモ機が届きました。（言ったもの勝ちなのか？！って感じ） そうこうして、トーキングエイドが我が家へやってきました。４月の事です。 会話がままならなかった父はトーキングエイドで笑顔を取り戻し それを使ってよく話しもしてくれるようになりました。  市や業者がいうように「今」しか使えないかもしれない。でもそれでもいい。 温和な顔が見られたら決して高い買い物じゃないと嬉しかったのを覚えてる・・・。 その、トーキングエイドを買った「Ｋ株式会社」から昨夜急に電話があったんですよ。 「４月のトーキングエイドの差額代金支払いまだですよね？」って。 ビックリしました。  「へっ？？？？？いつの話やねん？」って。 「まだって、いつの話ですか？今何月だと思ってます？」と聞くと 「こちらも福祉事務所と色々手続きがあって、忘れてたんですよ。 請求書送りますから振り込んでください」と・・・。 おまえはアホか！  口の聞きかた知らんのかい？「忘れてたっていい加減な会社なんですね、おたく。」と切れかけたら 「はいはい、スミマセン。じゃ、請求書おくりますので、差額２万幾らの振込み お願いします」と ものの３分ほどの電話で切ってしまった・・・。担当の「Ｕさん」 すぐに母に連絡をとり、二人で怒りをぶつけ合い・・・（笑） そして、この話は父の耳には入れないようにしようと話し合い・・・（笑） また怒るのは目に見えてるし、もうこういうことで気持ちを害させたくないのだ。 勿論、ここの会社の本社にはクレームを送りました。 どういう返事がくるかな～。こんな会社は本社もこんなものなのかな。 請求にこんなに時間がかかるのが一般的なのかどうかは分かりません。 でもこういう言い方しか出来ない会社なら完全に信用を失います。 一般の社会人として「会社からお客様へこういう電話をするときの態度」も知らんような 会社とはお付き合いしたくない。 もう利用したくないな～というのが本音です。 どうしてこうも次から次へと、病気以外のことでムカムカする事が続くのか・・・。 しかもトーキングエイドの話なんてすっかり忘れてたのに・・・。  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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