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2006年11月08日
テーマ：介護・看護・喪失(5296)
カテゴリ：ALS関連
昨日昼前に母からこんなメールが。 「父がトイレにこもって出られないみたい。便が出ないって。 一日寝てるっていうから、見に行ってみてくれない？」って。 実家には浣腸は常備してないのだけれど、父はそれをほしがってる様子。 母は浣腸を買って持って行ってくれと。それといつも果物とかをミキサーにかけて ジュースにして飲むんだけど、リンゴ  が切れてたので、リンゴも買って持っていってくれと。昨日は朝から額の傷の検査に行く予定だったはず。 その後は昼から「人口呼吸器をつけた人の講義を聴きに行く」と楽しみにしてた父。 それをキャンセルしてまで、家で寝てるって・・・。  心配になった私は、長女の下校時間と重なるため、仲良くしてもらってるママ友に 杏（長女）の事をお願いし、（いつもこの方に頼ってばかりいる、申し訳ない） 学校へその旨を連絡し。。。 薬局へ浣腸を買いに行き、スーパーへリンゴを買いに行き・・・。 大急ぎで実家へ行くと、鍵が開いた事も私が入っていった事も暫く気付かないほど 父はリビングのソファーで寝てました。 「浣腸持ってきたよ～～」というと、暫く箱の注意書きを読んだあと、「ありがとう」と。 「やってみる～？私が手伝うのが嫌なら待ってるからトイレ行って来る？」と聞くと 「イヤ、いい～」と。「何で？いる間にしてしまったら？」と言っても「いや、いいわ～」 何度言っても「後でするからいい」とのこと。 「お腹押したら出やすいし押そうか？マッサージしようか？」って言っても同じ返事。 「浣腸してすっきりしたらお腹も減るだろうし、リンゴジュース作ろうか？ 作っておいておいてもいいよ～」って言うと「いや、いいわ～～」とのこと  何を言っても「いや、いいわ～あとで～～」との返事ばかりで、 「もう～～！頑固親父～～」と一言二言悪態をついて、佑（次女）が待つ隣の部屋へ 戻り、次女と二人でお昼ご飯を食べてました(;゜(エ)゜) アセアセ 何しに来たっちゅ～ねん～と思いつつ、リビングを覗くと父は熟睡してる。 ウソ寝とかそういうんじゃない感じ。寝てる。完全に。 あそこまで完全に寝れるのかって思う位寝てる。 もしかして血液中の酸素に異常があるのか？半分意識が薄くなってるんじゃないのか？って 思う位寝てる・・・。 ちょっと心配になって周りをウロウロしてても寝てる。 お客さんが来て、犬がワンワン吠えてても寝てる。寝てる。寝てる。本気で寝てる。 ・・・・大丈夫なんだろうか・・・？？？？ 一応、私が帰ったらおきだして浣腸するかもしれないな～と思って 薬を箱から出して袋からも出しておいた。 （父はＡＬＳという病気で指先が自由に使えなくなってきてるので細かい作業は出来ない） リンゴ も皮をむいて小さめに切り、冷蔵庫へ。後でお腹がすいたらすぐにジュースに出来るように・・・。 そして、何もしてあげられる事もないまま帰りました・・・。 そしてそして、杏のバレエのレッスンの最中、父からメールが。 「４日分くらいの大放出  人生はじめての経験をしました ありがとう～ リンゴジュースも飲みました～～ 」 と。私がいるときにやればよかったのに～！（笑）と返すと 「昨夜から陣痛で疲れ切っててパワーが出なかった」と。 「我慢せず言えばいいのに」と返すと「本当は帝王切開してほしかった」と  「病気のせいでヘソ曲がって大変」と自ら@(;・ェ・)@/反省…のメールまで 「可愛いお爺ちゃんにならなアカンで」って返すと「Ｈ（私の妹）からも言われた」って（笑） 最近本当に苛苛してたのも、しんどそうだったのも、体が辛いのを我慢してたから なんだよね～。 「あっちが痛い」「こっちが辛い」って言えばいいのに、そういう事を言わない年代の親父。 でもこうして時々家族が「おいおい～！もう耐えられんぞよ！  」って頃に「ごめんね～≧(´▽｀)≦アハハハ」メールが来る。 父も充分わかってるんだろうな～。そしてそういう自分がもどかしくもあるんだろう・・・。 そしてめずらしく昨日は「明日傷口みてもらいに病院連れてってくれない？」って 言ってきた。これは私にしたら嬉しい事なのだ。 無理して自分で何とかしようとしないで、頼りたいときには頼ってほしい。 ・・・と、言うわけで今日は父と病院へ行ってきます 傷口治り良かったらいいな～～。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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